この記事を書いている今、人気テレビ番組の1つ「しくじり先生」にて松本明子さんの子育てのしくじりをお話されています。
ちょうど前々から書こうかと思っていた内容と少し合致していたので、今回は「子育て・教育・指導」など誰かに何かを教えたり上下関係・人間関係において注意すべき点についてお話したいと思います。
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親・上司・先輩・先生・友達すべての人間関係で注意すべきこと
みなさんは子育て、教育、指導、または友人関係などの人付き合いにおいて1番気を付けなければならないことは何だと思いますか?
ある人は「信頼」ある人は「説得力」ある人は「知恵」など、いろんな意見があるかと思います。
それらも大事な要素であり、人間関係の中で非常に重要な役割を持ちます。
しかし、1番ではありません。
人間関係で1番重要なのは、実は「距離感」なのです。
例えば、しくじり先生にて松本明子さんが話していたように、「息子」に対し親子だからと言って、あまりに干渉しすぎると正直うっとおしいものです。
みなさんにも経験があると思いますが、親がやたらと結婚はまだか、孫はまだか、と過剰に期待し催促されたことのある人もいるのではないでしょうか。
結婚や出産などの過干渉は「ゼクシャルハラスメント」といい、今やハラスメントと呼ばれるほど嫌だと思う人がいます。
また、未成年の子どもに対し、やたらと学校のこと友達のこと、勉強や部活、その他さまざまな生活に干渉しすぎる親も少なくありません。
家族としては心配しているのはわかります。
しかし、いくら家族だからと言って話したくないこと、聞かれたくないこと、入り込まれたくない領域というものがありますよね。
家族ですらそうなのですから、友人や先輩、上司、恋人でも同じことが言えます。
こういった入り込まれたくない領域のことを「パーソナルスペース」といい、物理的にも精神的にも人はある一定の距離を保つ事が人間関係で非常に重要なのです。
物理的な距離は何となくわかるものの、精神的な距離となると、途端にぐいぐい来る人っていますよね。
よく「他人の家に土足で入り込む」などと揶揄されることもある、過干渉ですが、実はこれ「パワーハラスメント」「モラルハラスメント」でもあり、もっと極端に言えば「いじめ」「虐待」とも捉えられることもあるのです。
私はこのブログにて、様々なハラスメントに関して取り上げて記事にしてきましたが、過干渉は多くのハラスメントと密接に関わりがあることに気がつきました。
上記に挙げた「パワハラ」「モラハラ」「ゼクシャルハラスメント」に加え、「セクシャルハラスメント」「アルコールハラスメント」「カラオケハラスメント」「スクールハラスメント」「アカデミックハラスメント」「ソーシャルメディアハラスメント」などなど、数多くのハラスメントに過干渉が関わっているのです。
なぜこれほど多数のハラスメントに含まれているのに認知されていないのでしょうか。
その理由は、過干渉は人によりゆるい人もいればシビアな人もいて、一概にここからここまでという明確なラインが存在しないからです。
明確なラインが存在していない今、誰がその基準を決めるのかと言うと、干渉する本人が自分のものさしで計ってここまでは大丈夫だと決めているのです。
そのため、多くの人が自分と相手とのものさしのギャップにより、過干渉に陥ってしまうのではないでしょうか。
一体どうすれば過干渉にならずに済むのでしょう。
その答えに明確かつ確実な答えは私にはわかりませんし、仮に答えがあったとして、今正しくても数年後の未来にはその答えは覆っているかもしれません。
私や偉い学者先生などが言ったところで、すぐに変わる可能性があるのです。
それに、人間十人十色と言うように、1人1人価値観が違います。
Aさんには正しくても、Bさんには間違っているかもしれません。
だからと言ってお手上げなのかと言われればそうではありません。
その答えは、あなたと相手探り合っていく。 それがベストなのです。
どうやって相手との距離感を探るのか。
それは、相手とのコミュニケーションによってわかっていくものです。
相手と話す時、ベラベラ自分の話ばかりしかしない人が過干渉になるのは、自分のことしか考えていないからそうなるのです。
会話は、相手と自分、2人以上いて初めて成立するものです。
あなた1人でできるものではありません。
つまり、会話とは話をしながら相手との距離感を掴むためのもの。
そして相手と心地いい距離感を維持して、円滑にコミュニケーションを取るためのものなのです。
過干渉は、相手と自分との距離がわからないために起きるものです。
なぜ距離がわからないのか、それは相手のことを想って会話することができていないからではないでしょうか。
とはいえ、過干渉であるとされる人にこのようなことを言っても無駄です。
いや。自分は相手のためを思って言っている。 けど、自分は良かれと思ってやった。 でも、自分はそれが良いと思っている。
このように言うでしょう。
みなさんがどう思うかはわかりませんが、1つ言っておきましょう。
上記の言い訳、全て自分は。自分はと自分中心で自分が先に出ていますよね。
これが表しているのは、自我が強く出ていると言うこと。 つまり、エゴが前面に出ているということなのです。
エゴが前面にでているのですから、相手の事を1番に思っているはずがありません。
相手のことを想っているなら、自分の意見など2の次なはずです。
もしあなたがこのようなことを言っているなら、少し考えを改めるべきなのかもしれません。
今が悪いのかどうかは私にはわかりません。
しかし、今は良くてもいずれ悪くなったとき、あなたがそのままではその過ちに気がつけますか?
長年自分のエゴで物事を考えていた人が、急に人に言われたからと言って、簡単に自分の過ちに気付き認め、悔い改めることができますか?
何も難しいことはありません。
ただ「自分」ではなく「相手」のことから考えればいいだけです。
「自分はこう思う」ではなく、「あなたはどう思う?」です。
少し説教臭い内容となってしまいましたが、今回はここまでにしておきます。
もし、「過干渉」と言う言葉が引っかかったのなら、上記に挙げたハラスメントについての記事、またはグーグルで検索するといいでしょう。
答えはいつもすぐそこにあるのですから。
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