- ちょっとトイレに入っている間に
- 掃除・洗濯・お皿洗いをしている間に
すこし目を離した隙に着信が入っていたなんてこと、誰しも一度は経験あるのではないでしょうか?
知っている人からの電話ならすぐに折り返したり、知らない番号でもなにか心当たりがあるなら掛けなおしますし、心当たりがなければ無視することもあると思います。
でも、たまーにあるのが「非通知」での電話。
もし電話に気が付いたしても非通知からの着信なんて怖くて出るのもためらわれます。
あとで着信に気付いても非通知にかけなおすことはできないので、ただモヤモヤするだけになっちゃいますよね。
非通知っていったいなんなのでしょうか。
結論から言うと「業者」「企業」「公衆電話」からの電話によるもの、詐欺などの犯罪に利用されるケースなどがあるようです。
とはいえ、
- それ以外の意図もあるんじゃないの?
- なぜ通じているのか確認する必要があるんだ
- なんで非通知じゃなきゃダメなのか
などいろんな疑問があるかと思います。
ということで今回はそんな非通知について調べてみたのでお話したいと思います。
「非通知の電話を着信拒否する方法」についても調べてみたので、気になる方はこちらもご覧ください。
非通知の謎
そもそも非通知とはいったいなんなのでしょうか。
まずは改めて非通知のことからみてみましょう。
非通知(ひつうち)とは、電話番号を相手に通知せずに、電話をかけること。または、その状態。電話番号の前に184をつけてダイヤルするか、電話機で設定する。
引用:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/
非通知というのは相手に電話番号を通知せず電話をかけること。
電話番号の前に184を付けてかけることで相手にこちらの番号を通知することなく電話をかけることができます。
携帯電話が普及する前には電話番号がディスプレイに表示されることは珍しかったと思いますが、携帯が普及してからは家庭用の電話機にも番号が表示されるようなものも増えていったように思います。
非通知で掛けてくる理由
非通知の多くは最初にもお話してあるように、だいたい業者が通じてるのか確認するために行っていると言われています。
何かしらの意図をもって非通知でかけているなどといった理由があるケースを除き、その殆どが電話番号を元に使用状況た利用情報を収集し、販売する情報会社が発信元となっております。
引用:ガル探偵学校への道 非通知ワンギリ電話の正体は調査会社【深夜の非通知着信
http://tantei007.net/archives/52542059.html
非通知で電話がかかってくるケースの大半が、深夜から早朝あたりのほとんどの人が寝ている時間帯にかけてくることが多いです。
しかもこのような電話の多くがいわゆるワン切りでかかった瞬間すぐ切ります。
時間帯や掛け方から察するに電話を取らせる目的ではないことがわかると思います。
調査するのは与信情報のため?
非通知で電話をかけてくるのはわかったけど、業者はなんのために電話が通じているのか確認するのでしょうか。
電話が使われているのか確認するのはいくつか理由があると思います。
- 電話番号が変わっていないか
- 電話料金の滞納がないか
- レンタルなど一時的に使っていたものではないか
こういった情報をカード会社や金融機関などの信用情報として調べているのではないかと言われています。
なので電話を取ってもらう必要がなく、ただ通じているのかを確認するだけでいいのです。
詐欺などの危険性
多くの人はまず詐欺を疑うのではないかと思いますが、非通知で何度も長くかかってくることがあるならその可能性も否定できません。
非通知でかけてくるということは「相手に電話番号を知られたくない」とも受け取れます。
そのため詐欺の可能性もあるとは思います。
詐欺などの場合には、自動音声を使ったものが何年か前に流行っていたみたいです。
最近は非通知ではなく国際電話をかけてくるケースもあって、海外版ワン切りの被害が増えているとのこと。
非通知全般がダメというわけではありませんが、自動音声だったり国際電話(電話番号の前に+〇〇と番号がついたもの)には注意が必要です。
企業からの選考結果が非通知なことも
しかし、詐欺など以外でも非通知でかけてくる場合があります。
そのケースとは企業の選考結果のための電話です。
就活中の方などに限った話になりますが、中には採用・不採用の通告を電話で行う企業もあって、その中のさらに一部は非通知で掛けてくる場合があるのです。
これには企業によってさまざまな理由があります。
- バラバラにかけなおされると大変だから
- 昔から続く慣習として非通知でやってたから
- 臨時的な回線で電話をかけているから
- セキュリティー上の理由から
- 選考結果の通知を外注でやってるから
このようにさまざまな事情から非通知でかけているようです。
いろいろと理由はあると思いますが、ざっくりまとめてしまうと企業側の都合ということですね。
電話以外の方法をとるなどいろんなやり方もあるとは思いますが、今でも非通知で採用通知を行っている企業もあるみたいなので、就活生は期間中は非通知の電話を取るようにするか留守番電話を設定しておいた方がよさそうです。
公衆電話からの通知が非通知になることも
最後にこれもまた特殊なケースになりますが、公衆電話からの通知が「非通知」と表示されることがあるようです。
ほとんどの携帯電話は公衆電話からの電話は「公衆電話」と表示されます。
しかしiPhoneは公衆電話の通知を非通知として表示されてしまうのだそうです。
今は公衆電話もだいぶ少なくなったので滅多に使う機会はありませんが、例えば
- 「スマホを落としてしまった」とか
- 「高齢者の方で携帯をお持ちではない」
- 「施設などから電話をかけるとき」
このようなケースで公衆電話を使うこともあるのではないかと思います。
あまりないことではありますが、iPhoneを使っている方は非通知の着信がもしかしたら公衆電話からかけてきたのかもしれません。
まとめ
最後にまとめです。
非通知は詐欺だけではなくさまざまなケースで使われることがあります。
- 与信情報を確認する業者
- 企業からの選考通知
- iPhoneは公衆電話を非通知と表示する
非通知は詐欺などにも使われることがあると思いますし、画面に非通知と表示されるのはなんだか不信感があり不安を感じてしまいます。
しかし、不安というのは正体不明でなんなのかわからないから感じるものです。
あくまで可能性の話ではありますが、多くの場合はワンコールで切れることがほとんどですので、業者の確認がほとんどなのかなと思います。
詐欺の可能性を疑うことは大事ですが、なにもかもを疑うのは視野が狭くなってしまって逆に騙されやすくなってしまいます。
それにずっと警戒してたら精神的にも疲れてしまいますからね。
昔あったワン切り詐欺とは違って非通知はこちらからかけなおすことは出来ません。
詐欺の多くはこちらから何か行動しなければなりませんので、絶対に安心だとは言い切れませんが、非通知からの電話はそこまで恐れることはないのではないかと思います。
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