芸能界に薬物が蔓延している理由

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エンタメ
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先月球界の大スター清原の覚せい剤所持により逮捕されたニュースは世間を騒がせましたね。

清原に対してコメントがいくつか寄せられていましたが、その中で特に目立っていたのは巨人時代の元同僚であった野村貴仁氏と、タレントの田代まさしですね。

両者とも覚せい剤で逮捕された経歴を持ち、当時と見た目が大きく変わったことからよりリアルに覚せい剤の恐ろしさを伝えるには持ってこいな人材だったと思います。

芸能界だけがそうであるとは言えませんが、芸能界を含んだ有名人がなぜバレたら一気に転落することを容易に想像することができるのにこうも薬物に手を染めてしまうのでしょうか。

その理由は、華やかさの裏側に潜む大きなプレッシャーが原因の1つにあると思います。

芸能界などの環境は、通常の社会とは違いちょっと特殊ですよね。
例えば、一般的な企業なら経験や実績に年齢も考慮されて出世が決まってくると思います。

外資系などの企業は別かもしれませんが、従来の日本企業であれば、いくら能力が高くても若手がいきなりとびぬけて出世することはほとんどないのではないでしょうか。

責任能力が云々あるとは思いますが、若手を出世させることによる他の社員に与えるストレスを考慮すれば簡単には出世させることはできません。

そのため日本は年功序列が一般的だったのかなと私は解釈します。

しかし芸能界は違います。 能力のないベテランは無慈悲にも排除されていき、能力のある若手をどんどん起用していきます。

会社でも商品は同じでも改良を重ねていきますよね。
芸能界の場合の商品は芸能人そのものです。

自分自身を改良して高めていかなければ、お客は飽きてしまい淘汰されていきます。

また会社でもそうですが、ベテランは若手よりも給料が高くなります。
会社の場合はいいですが、芸能界の場合使えないベテランはただコストがかさむだけなので容赦なく切り捨てます。

大して視聴率や注目度のない旬の過ぎたベテランを呼んでも、無駄にコストが高くなるだけになってしまいます。

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そのため積極的に若手を起用し、活性化させると同時にコストの削減にもつながっているのでしょう。

このような背景からわかるのは、芸能界では力こそがすべてであると言うことです。

ベテランになると高コストになることから起用されづらくなると思いますが、人気があって数字さえ取れれば問題ないのです。

しかし若手たちがどんどん押し寄せてきて、我こそはとその椅子を狙ってくるのです。

そのプレッシャーはかなり重くのしかかることでしょう。

いつ自分の地位が奪われるかわからず、いつ蹴落とされるか、いつつまづき転げ落ちてしまうか、常に気を張ってスキャンダルに注意したり不用意な発言に気を付けたり、若手に追い越されないよう自分を磨いたりいろんな方向からプレッシャーがかかり気が気でない状態なのかもしれません。

その中でも選りすぐりのタフな人が生き残り活躍されているのかと思いますが、中にはそこまでタフじゃない人だっているはずです。

見た目からしてネガティブで弱そうな人は、多くの場合自分の弱さを認め受け入れていることから対処の仕方もわかっているはずなので薬物に走ることは無いと思います。

しかし逆に自分の弱さを受け入れることができず虚勢を張っている人は人前では強い自分を見せ続けなければなりません。

しかし様々なプレッシャーからは逃れられません。
そこに薬物が入り込み依存してしまうのではないかと考えます。

例えば清原がカウンセリングを受けていたとしたら週刊誌などに取られてバレてしまうかもしれませんよね。

だからと言って世間がダサいとか番長のくせにとは思わないと思うのですが、本人がそれをダサいとか自分のキャラじゃないと思って人前では強がって、強い自分を演じ続けたとします。

誰かに弱音を吐いたり逃がすことができていればよかったのかもしれませんが、逃げ場のないプレッシャーはただただ自分を押しつぶしていき、その感覚がじわじわと感じていく日々にいつしか耐えきれなくなるときが来るでしょう。

私たちの心はゴムボールやゴム風船のようなもので、ある程度の圧力がかかっても別の方向に逃がすことで割れずに済みます。

しかし圧力が強すぎると割れてしまい修復できなくなりますよね。
人間の精神がパンクするほどのストレスはまれですが、割れるほどではない圧力がかかり続けた場合はどうなると思いますか?

ボールや風船に圧力をかけ続けたらどうなるかわかりますか?
その答えはボールがしぼむのですね。

いくら力を逃がしたところで長らく力を加えられ続けていると、中の空気が抜けてしぼんでしまいます。

人間の精神も、長らくストレスを感じ続けていると、いざストレスがなくなったとき元のようには戻れません。

風船やボールがしぼむように、心もしぼんでしまうのです。

風船はしぼんだとしても空気を入れなおせば済みますが、心の空気を入れなおすのは簡単なことではありません。

風船に空気を入れなおすとき、空気を入れる口を開けなければ入れられませんよね。

心の空気も空気口を開けなければ入れなおすことはできません。
心の空気口とは心を開くと言うことでもあるのです。
人は簡単に心を開いたりはしません。

それがストレスがかかり続けてしぼんでしまった心だと余計にです。

その空気を簡単に入れることができる悪魔の道具が薬物なのです。

薬物を使う人は心の強い人はほとんどいないでしょう。
なぜなら薬物が心の隙間を埋めて心と言う風船に空気を入れてくれ、張りのある心にしてくれるからです。

つまり心の強い人=心の風船に空気がしっかり入っていて埋まっている。

わざわざ薬物を使って空気を入れなおさなくてもいいわけです。

本来なら薬物に頼らずしっかりと膨らんだ心にすることができればいいのですが、様々な理由により薬物に手を染めてしまった結果、薬物なしでは空気を吹き込む術を忘れてしまい、元に戻るまでにかなりの時間と労力が必要になってしまうのです。

芸能界には心をしぼませるプレッシャーが数多く存在します。

常に誰かに見られているストレス、足元がふらふらでいつ崩れるかわからない地位であること、そして有名になり人がよってくることで薬物などの余計なものまで寄ってきます。

大きく持続的なプレッシャーの中薬物を出されてしまえばもはや使わざるを得ないところまで追いつめられているのかもしれませんね。

芸能界に薬物が蔓延っているのは、芸能界がヤクザなどとのつながりが云々と言うよりも、プレッシャーのかかる仕事で実は芸能人が心にダメージを負っていることを知っていて、周りに人が集まりやすいことから売人も集まりやすい環境ができてしまっているのではないかと思います。

単純に弱っている人に薬をやる。
それが芸能界と薬物の関わりだと言えるのではないでしょうか。

これはあくまで私の見解であり芸能界のことなんか知りませんし、薬物のことも人並み程度にしか知りません。

ただそんなど素人が薬物の根絶を考えるなら、ノープレッシャーノーストレスな世の中にして、売る人を根絶するのではなく買う人をなくせば自ずと消えていくのではないかと思います。

まあそんなことは無理でしょうけどね。
単純に考えて、幸せな人に幸せになるものを売りに来ても買う人はいないでしょう。

それでは今回はここまでです。
また次回もよろしくです。

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