ウーロン茶のCMで「美味しいものは糖と脂肪で出来ている」っていうセリフがありますよね。
例えばラーメンは麺が小麦粉なので糖質でスープに油が使われているので当てはまります。
他にもピザは生地が糖質でソースに油が使われていたリ、上からオリーブオイルを回しかけて焼くのでこちらも当てはまります。
ハンバーガーや肉まん、牛丼やかつ丼などの食べ物も大体糖と脂肪でできていますよね。
美味しいものが大体糖と脂肪で出来ているのはわかりますが、なんで美味しいものは糖と脂肪で出来ているのでしょうか?
人間の味覚がそうできていると言えばそれで終わりになっちゃいますが、人間ってそもそもつい100年ぐらい前までろくに飯を食えない時代だったのです。
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日本でも戦時や戦後間もないころは、お米を食べるのは贅沢なことで滅多に銀シャリなんか食べられるものではありませんでした。
しかもおかずはたくあんなどの漬物だけだったりして、今みたいにご飯とおかずとみそ汁に漬物なんて組み合わせはめちゃくちゃ贅沢なもの。
また、18世紀ごろには中国で大飢饉があったと学校で習いましたし、フランス革命のころにマリーアントワネットが言ったとされる「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と言う発言でもわかるように、食料は現代では当たり前のようにありますがちょっと前まではそれはとても豊かなことだったのです。
しかし、このような話が出るほど庶民の生活は苦しいものだったことがわかります。
とにかく現代がいかに豊かであるかがお分かりいただけたと思いますので本題に入りますが、糖と脂肪が組み合わさったとき美味しく感じるのはこのような背景から推測されます。
つまり、人間はもともと満足に食べることもままならない生物だったため、糖と脂肪と言う高カロリーな食べ物は貴重なエネルギー源だったのです。
人が生きるためにはエネルギーが必要なので、高エネルギーである糖と脂肪は美味しく感じるように人間の体ができているのです。
もしこれが不味ければエネルギーを補給することが難しくなります。
ただでさえ食料は満足にないのに低エネルギーのものをたくさん食べるなんてことはできませんからね。
ですから少量で高カロリーな糖と脂肪は美味しく感じるようにできており、生きるためのエネルギーとして活用するようになっているのではないでしょうか。
まあ科学的根拠とかは一切ありませんので憶測にすぎませんが、美味しいものが糖と脂肪であることは必然であると言えるでしょう。
現代は飽食の時代になっているので糖と脂肪を組み合わせた食料もたくさんあって、人間は調子に乗って食べ過ぎたため豚のように肥えてしまうことになってしまうのです。
まあもともと太りやすい体質の人もいるので大げさではありますが、現代程太りやすい時代はないのではないかと思います。
ちなみに余談ですが、前述したマリーアントワネットの「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」はデマであったことが判明したのでどっかの誰かさんがでっち上げたものとのこと。
それぐらいフランス王室に批判が集まっていたんですね。
それではまた。
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