ゲーム依存・障害が病気と認定されたことについて

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子ども
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昔からゲーム依存って言葉はあったのですが、最近になってWHOからゲーム障害という病気として認定したことが話題になっています。

これを聞いて不安に思う方もいると思います。

自分は大丈夫かと不安を感じる人もいれば友人や恋人、家族は大丈夫かと心配になる方もいるかもしれません。

しかしゲーム障害が病気として認定されたからといって一般的なゲーマー・ゲーム好きに当てはまるわけではないことをお伝えしておきたくて今回お話することにしました。

というのも、ここで言うゲーム障害というのはギャンブル依存症などのように自分の生活に悪影響があるにもかかわらずゲームを続けてしまう人のことを言います。

例えば、翌日も仕事だというのに夜中まで起きてゲームをすることってありますよね?

一般的な人であれば翌日の仕事に支障をきたさない程度に済ませますが、病気とされるのはもっと極端に仕事の直前までゲームを続けてしまうようなことであるようです。

辞めたくても辞められない、食事や睡眠、友人や知人と会っている最中にもゲームを続けてしまうなど、日常生活よりもゲームを優先しゲームに縛られた生活を送ってしまうような状態のことです。

なのでほとんどの人は当てはまらないものと思われます。

ですが、このことを受けて真っ先に頭に浮かんだことはネットゲームやスマホゲームの環境です。

PCのゲームにはあまり詳しくありませんがスマホの無料ゲームって今はたくさんあって、老若男女問わず幅広い世代が一度はやったことがあると思います。

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スマホのゲームの多くでは期間限定のイベントがあって、数週間・数日間限定で開かれているものもあります。

中には時間限定のものもあって、1日の内2回開催されて1回目は昼の12時から13時までの開催、2回目は夜の20時から21時までの間に開催。というような時間限定のイベントもあります。

このような時間や期間を限定したイベントの中にはランキングイベントというものがあって、そのイベントに参加してボスやクエストをクリアすることで得られるポイントを集め、獲得したポイント数を競うようなイベントもあります。

察しのいい方やスマホゲームに詳しい方はおわかりかと思いますが、ランキングイベントは1分1秒絶え間なく全国のプレイヤーが参加しているため気が抜けないイベントとなっています。

そのため本気で上位を目指しているような人達はかなりの時間をこのイベントに費やし、イベント最終日ともなればさらに競争が激しくなるためイベントに縛られているといっても過言ではありません。

恐らくゲーム障害と言われるような状態って、こういったイベント期間中にゲーム優先となってしまい仕事や日常生活がおろそかになってしまうような人のことなのではないかと思います。

それから日本のスマホゲームにはガチャというくじ引きのようなものでキャラクターや武器を得るシステムがありますが、ガチャはゲーム内で配られている課金アイテムを使うことで引けるものなのですが、非常にギャンブル性の高いものとなっていて目玉キャラクターをゲットできる確率は1%以下に設定されているようなものとなっています。

無料で得られるアイテムを使って引くことができるので、運がよければ無料で手に入れることができる反面いくらお金を使っても運が悪ければ当たらないなんてこともあります。

ある有名なゲームでは1人のキャラクターを得るために数十万課金をするなんてことも珍しくはないのだとか。

これはゲーム依存というよりもギャンブル依存に近いのかもしれませんが、いずれにせよ生活に支障が出るレベルの課金であればそれは依存、ゲーム障害と診断される可能性があるかもしれません。

ただ、これはゲームそのものが悪いというよりもゲームに依存していなければならない精神状態になってしまった環境が問題なのではないかと思います。

仕事のストレスで鬱になる人がいますが、ゲーム障害である人は鬱にならない代わりにゲームに依存していることでどうにか保てている可能性もあるのかもしれません。

ですので一概にゲームを取り上げれば良いというような問題ではないのかなと私は思います。

そして、ここまで読んでいただいた方はおわかりかと思いますが、子どもが勉強せずにゲームばっかりするのはゲーム依存とは違う可能性の方が高いと思われます。

昔からゲーム依存という言葉はありましたが、昔から言われているようなゲーム依存よりももっとひどい状態をゲーム障害という病気として認定されているものと思われますのでゲーム障害と診断される人はそれほど多くはないと思います。

ですから不安に思う方もいらっしゃるとは思いますが、あまり悲観せずに不安に押しつぶされないでいてくださいね。

昔はゲームは子どもが遊ぶものという認識が一般的でしたが今ではスマホが普及して、大人から子どもまで幅広い世代が遊ぶものとなっています。

子どもは大人が見てあげているから過度な課金やゲーム中心の生活などの心配はありませんが、大人は仕事のストレスや人間関係でのストレス、社会で受けるストレスは多く自由に使えるお金もある程度持っています。

そのため子どもより恐らく大人の方が依存しやすいと思いますのでみなさんもご注意ください。

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