先日放送された怒り新党にて、飲み放題の居酒屋で店員が呼んでもなかなか来ないことに腹が立つと言う相談がありました。
確かに元飲食業で働いていた身としては飲み放題のグループは後回しにしがちです。
番組でも説明がありましたが、飲食業では基本的に来たばかりのお客さんから優先すると言う優先順位が決まっています。
居酒屋で一番嫌なのが入ってすぐ乾杯できないことです。
そして次に嫌なのが、飲み物が来ているのになかなかつまみが来ないこと。
ですからまずは新規客から優先し、とりあえず飲み物を出すこととサラダなどのすぐ出せるつまみを出すことが優先的に行われます。
最初さえ早ければひとまず数十分は話しながら飲んだり食べたりするので数十分ぐらいならお客さんも気にならないものです。
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ただ、飲み放題のお客さんの中には元を取ろうとする人がいます。
おしゃべりを楽しむことや食べることよりも元を取ることが優先です。
そのため、2時間で10杯も20杯も飲まなけば気が済まないので手元に残っているのに注文してきます。
これめっちゃウザいんですよね。
こういう客はとにかくケチで安く済めばいいと考えるので店的に利益につながりにくい客です。
お店も慈善事業やボランティアでやってるわけではありません。
ケチで金払いの悪い客よりも、羽振りが良くてお金を使ってくれるお客さんの方が利益になります。
だからと言って極端にひいきすることはありませんが、金払いの悪い客に全力でサービスをしても意味ないので当然後回しにします。
そしたら評判悪くなって客入りが悪くなると思われるかもしれませんが、質の悪い客をいくら入れても忙しいだけでもうけは少なくなってしまいます。
ですから客数は減ったとしても、金払いの良いお客さんを大事にしていった方がヒマでも利益が出るわけです。
何が言いたいのかと言うと、良いサービスを受けたいなら自分も良い客でなければならないと言うことです。
欧米ではチップの額でサービスの質が変わるのは当たり前。
日本ではチップの文化はありませんが、その分お客の態度や金払いの良さを見られているのです。
客側はお店の批評ばかりをしていますよね。
ですが、お店もまた客の質を批評しています。
お店のサービスがどうとか料理がああだと言っているのと同時に、お店側も客の質がああだこうだと見られています。
偉そうにサービスがどうのこうの言うのは自由ですが、良いサービスを受けるには良い客でなければならないと言うことを知っておかないとどこに行っても良いサービスを受けることはできないと思います。
日本は必要以上に客に対して低姿勢ですからこういうつけあがった客が多いです。
まあこれ以外にも飲み放題だからと言って注文通りに飲ませていたら急性アルコール中毒とかになって死ぬかもしれませんから店側がペースをコントロールしなければならないってのもありますけどね。
誤解のないように言っておきますが、金払いが悪い客がダメって言ってるわけではありません。
別に金払いが良いから良い客、金払いが悪いから悪い客って言うなら中国人なんかは結構金払いは良いですし。
ですから貧乏人は客じゃないとかそういうことではありませんのでご理解いただければと思います。
まあこれはあくまで私個人の意見ですので飲食業界の総意ではないことをご了承ください。
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