お盆にしてはいけないこと

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コラム
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地域によってお盆の風習は様々だと思いますが、沖縄では通常のお盆ではなく旧暦のお盆に行います。

お盆と言えば大体8月なので夏真っ盛りで学生の方やお子さんなどは夏休みで長い休みに入り、友達と遊んだりお盆に帰省して山に虫取りに行ったり楽しみがたくさんありますね。

もう本土の方ではお盆も終わり今更感のあるお盆の話題ですが、沖縄は旧暦のお盆が本番なので今年は9月の始め頃になっています。

そんなお盆ですが、沖縄ではやってはいけないことがあります。

それは夏なら誰もがすることで、特に観光で来られる方にとってはメインの楽しみとも言えることです。

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そうです、海がダメなんです。

海を見るとかそれぐらいならまあ良いかもしれませんが、沖縄では旧盆に海に入ってはいけないと言われています。

その理由はお盆と言うのはご先祖様が現世に帰ってくる時期という風に知られていますがお盆にはご先祖様以外にも様々な霊が集まると言います。

例えば戦争などでちゃんと供養もされずに亡くなった方。

こういった方は浮かばれない霊としてさまよっているとかなんとかで、お盆になるとついでに自分もあの世に行きたいという気持ちや、生者に対する妬みなどから人にちょっかいを出してくると言います。

みなさんもご存知かと思いますが霊は水辺に集まると言います。

そのため海は霊魂が集まりやすく、中でも浮かばれない霊が集まることからお盆に海で泳いではいけないとされています。

これは実際にあった話なのですが、私がまだ小さいころに親戚に連れられてお盆の時期に海辺のペンションに泊まりに行ったことがあります。

その時一緒にいとこなども泊まりに行って、みんなで海で遊んでいたのですがみんなお盆の時期に海は入ってはいけないということは知っているので、浅いところで軽く水遊びをしていました。

浅瀬とはいえ子どもなので体の半分より下ぐらいの深さはあったのですが、そこで浮輪をして泳いでいた1人がまるで海に引きずり込まれるかのように足を取られていました。

幸い浅瀬で遊んでいたため溺れることもなく無事だったのですが、後から考えるとあれはお盆の時期と重なっていた事もあるのでなにか良くない霊の仕業だったのかなと思っています。

私以外の周りの人にもこのような経験をされている方は少なくなくて、中にはお盆の時期に海に行って亡くなった方などもいます。

一応たまたまお盆の時期と重なっているだけかもしれませんし、お盆の時期は夏なので海に行く機会も多くそれだけ海での事故の確率も上がっているとは思います。

しかし、先人の知恵としてこのように伝わっている以上完全にないとも言い切れず今も沖縄にはお盆に海に入らないようにと子どもに教えている方も多いのではないかと思います。

ちなみに海と限定していますが、もちろんプールも川などもあまり良くないとは思います。

プールはまだ人も多くて活気があるので良いと思いますが、沖縄ではそもそも泳げるような川はあまりなくて人の多くないところになるので危険かもしれません。

海もしっかり整備されたビーチなどであれば人もたくさんいますしそれほど問題はないと思いますのであまり気にしなくてもいいのかもしれません。

他の地域はどうなのかはわかりませんが、沖縄だろうが他の地域だろうが同じ日本なのであまり変わりはないと思いますのでできればお盆には海など水辺で遊ぶことや、特に人が少ない水辺で遊ぶのはやめたほうがいいのかもしれませんね。

それではまた。

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