何を食べても美味しく感じられない理由

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コラム
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何を食べても美味しいと言わない人や感動が少ない人っていますよね。

これには味覚障害などいろんな理由があると思うのですが、そういった障害や病気などだけが理由だけではなくもっとシンプルな理由があるのではないかと思います。

私が思うに何を食べても美味しく感じられない理由は2つあります。

1つは食べるという行為に集中できていないこと。

2つ目は味覚や嗅覚を上手く使えていないこと。

この2つが理由となっているのではないかと思います。

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例えば、昔はテレビを観ながらご飯を食べるのは行儀が悪いと言ってテレビはつけない主義の人もいましたよね。

でも今はテレビは当たり前のようにつけていますし、それどころかスマホを見ながら、ゲームをしながら、マンガを読みながらなど片手に何かを持ってご飯を食べています。

これはマナー云々ではなく、とってもシンプルで食事に集中していない状態でご飯を食べていることになります。

なぜ食事に集中していないと美味しく感じられないのかと言うと、食事が美味しく感じるのは主に味覚と嗅覚ですが、それ以外にも目で見ること、食感を感じること、そして料理をしているときの音や咀嚼音など食事には五感を駆使しています。

食事をするだけで五感を使っているのです。

そんな中何かの片手間で食事をして美味しいと感じられますでしょうか?

これは勉強しながら音楽を聴いたり、電話をしながら漫画を読んだりするのと同じです。

どちらも片手間でやることはできてもどちらも中途半端で集中できないのでちゃんと楽しむことや覚えることは難しくなりますよね。

現代人はスマホ片手に食事をすることが多いので、何を食べても美味しいと感じられない人もスマホを片手に食事をしているのではないでしょうか。

他にも理由はあります。

それは2つ目の味覚や聴覚を上手く使えていないことが挙げられます。

現代人の何割かはそばやラーメンの麺をすすることができないと言われています。

音を立てて食べるのは汚いというイメージがあるからと言うのもあるのかもしれませんが、麺をすするのはちょっとしたコツが必要です。

そのコツというのが麺をすすったら必ず鼻から息を吐き出さなければ麺をすすることはできません。

そしてこの鼻から息を吐くということこそが嗅覚を上手く使うことにつながっています。

多くの方はこれを自然に行っているためあまり気にしたことはないと思いますが、食事がまずいと感じる人の中にはこれができていない人もいます。

また、味覚に関しても例えば食事中にジュースや味の濃い飲み物を飲んだり、タバコやお酒、そして噛まずにすぐ飲みこむことが原因で上手く使えていないのかもしれません。

味覚は舌にあるものですからすぐ飲み込んでしまうと味わう前に胃の中に入ります。

ですから良く噛んで食べない人はあまり食事を美味しく感じられなくなってしまうのです。

他にも理由はあるのかもしれませんが、私は主にこの2つが原因となっているのではないかと思います。

これらの問題は決して料理そのものが悪いのではありません。

料理は調味料やスパイスも大事ですが食べる人の考え方や食べ方も大事です。

どんなに素晴らしい料理でも食べる人が食べることに集中せず、ただ流し込むように食べるのならせっかくの美味しい料理も美味しくいただくことはできません。

こういったところに料理は愛情とか気持ちが大事なんだと言われる部分があるのかもしれませんね。

何を食べても美味しく感じられない人は食べ方について見直してみるともしかしたら今まで美味しく感じられなかったものも美味しく感じるかもしれません。

よければ良く噛んで食べること、鼻で通して香りを楽しむこと、テレビやスマホに夢中にならずに食事を五感をフルに使って食べることを意識していてください。

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