今日本でも徐々に増えつつある競技をご存知でしょうか?
その名もe-sportsと言う競技なのですが、なんとビデオゲーム(テレビゲームやPCゲームなど)を使った大会が今密かに増えてきています。
その特徴はなんと言ってもゲームであるということで、通常のスポーツとは違って身長や体重、性別など身体能力にあまり左右されづらいという特徴があります。
例えばどんなゲームの大会があるのかと言うと、FPSと言われるジャンルでゲーム内のキャラクターの視点で操作し敵と銃などの武器を使って打ち合うシューティングゲームがあったり。
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デジタル版のカードゲームで対戦したり、ゲームでの野球やサッカーなどのスポーツや格闘ゲームの対戦など様々なジャンルのゲームで大会が行われています。
スポーツはどうしても身体的な影響は大きいものが多いですが、ゲームでは反射神経や瞬時の判断能力などは重要ですが身長や体重などの制限・優劣はありません。
ゲームのコントローラーさえ使えれば大人でも子どもでも等しく戦うことができるのです。
今はコントローラーを使用する必要がありますが、もし今後手を使わずに目で動かすことができるようになったり、VRの技術が発展し仮想世界で脳波で動かせるようになるようなことがあれば足が不自由な人、手が不自由な人など身体的な障害を持つ方でも参加することができる可能性があります。
今はまだそのような技術はないのでできませんが、例えるとすればオリンピックとパラリンピックを分けずに開催するようなこともできるかもしれません。
ただe-sportsが世間に浸透するにはまだまだいくつもハードルがあります。
やはりゲームというだけで偏見を持つ方もいるでしょうし、一般的なスポーツと違って不健康的だと思う人もいるかもしれません。
それに最も問題なのは、あくまでゲームの大会なのでそのゲームがわからない人が観てもさっぱり何がすごいのかわからないという問題もあります。
私たちがサッカーを観て興奮するのはある程度ルールを知っているからで、盛り上がりどころが明確かつそのプレーがどのように凄いのかが理解できるからこそ楽しめます。
でも全くルールの知らないマイナースポーツを観てもどこでどうゲームが動いているのかが理解できず、何がすごいのかがさっぱりわからなくて「すごい!」という感動や「やったー!」という盛り上がりどころがわからない可能性が高く、今後e-sportsが浸透するにはゲーマーだけではなく幅広い世代の人達が楽しめるようにルールや競技自体の知名度を上げていかなければなりません。
今は日本でもプロゲーマーと名乗る人たちがだんだん表に出てきていて、そういった職業の人がいるということを知っている人も増えてきていると思います。
お隣韓国ではゲーム産業はもちろん競技としても力を入れている分野らしく、今や韓国や中国のメーカーが作るゲームが世界中で遊ばれ人気を博しています。
お隣ということもあって今後日本の方でももしかしたらブームがきて、世間に浸透していく日がやってくるかもしれません。
そして何十年後にはオリンピックなどのような各国の代表が競い合う世界大会が開かれることもあるのかもしれませんね。
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