人生って気持ちや心を切り替えることがとても大事です。
例えば、失恋したとしても気持ちを切り替えて前を向かなければ苦しいままですし、上司に怒られてへこんだとしてもへこんだままでは仕事に支障が出てしまいますよね。
切り替えが遅い人と早い人とを比べれば、確実に切り替えが早い人の方が苦しむことも少なくより前進することができます。
これはある程度大人になれば暗黙の了解と言いますか、誰でも知っていることで失恋の悩み相談や上司の愚痴などを人に話すことで心をスッキリ整理して切り替えようとしている人は多いのではないでしょうか。
しかし、世の中では切り替えの早さが重要だと理解されているのに、あまりにも切り替えが早すぎる人がいると「おかしい」とか「冷たい」などと言い、ある一定の線を越えたとき切り替えの早さが悪いことへ変わってしまうのです。
器用な方はこのへんの絶妙なさじ加減をうまいこと狙えるので問題ありませんが、不器用な方はこのラインがわからずラインを越えてしまいあの人は冷たいなどと言われ、反対に切り替えが遅くなってしまいいつまでも引きずることになりかねません。
言葉で明確にこれぐらいと教えることができればいいのですが、こればっかりは人によって様々で明確な基準と言うものはありません。
ただある程度例を挙げることはできますので、下記の例を見て参考にしてみてください。
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例1「退社・出社・休憩時間の切り替え」
まあこれは賛否あると思いますが、休憩や退社時間ピッタリに速攻で切り替えると非常識と思われるのがこの国です。
休憩や退社時間はチンタラ仕事をしている風にして、ある程度時間を延ばしてすることが美徳とされています。
そして出社時間も先輩や上司よりも先に来るのが美徳とされ、出勤時間がギリギリ、もしくはみんなより遅い人は白い目で見られるので気を付けましょう。
これはあくまでも日本企業での話ですのですべてに当てはまるわけではないことをご理解ください。
例2「失恋や親しい人との別れの切り替え」
日本だけかはわかりませんが、失恋や親しい人との別れなどに寂しがったり悲しそうにしなければならないと言う腐った風潮があります。
失恋して翌日ケロッとしていたり、失恋後すぐ別の異性にアタックするなどは冷たい人間か性獣だと思われ、この世では失恋後はある程度の期間引きずって暗く過ごさなければならない決まりがあるので気を付けましょう。
目安としては大体2~3カ月ですかね。
最初の1カ月は友人とワイワイするのもNGで、2か月目ぐらいから徐々にワイワイ明るくしはじめ、3カ月目から完全復活と言うのがセオリーかと思われます。
間違っても失恋後1~2週間で立ち直り、新しい恋人を見つけようと努力してはいけませんよ。
そんなことすればこの世ではひんしゅくを買いますから。
例3「怒られてすぐ切り替える」
上司や先生、親や親戚などに怒られたときにすぐに切り替えてはいけません。
怒られたあとすぐに切り替えてしまうと、その怒った相手はあなたがちゃんと聞いていなかった、または伝わっていなかったと思いまた1から怒りなおそうとする可能性が高くなります。
また、怒られてすぐケロッとしていると、反省していないと思われたりバカだと思われてしまうので、怒られたり注意をされたらある程度しゅんとしましょう。
それから小1時間ぐらいははしゃいだり喜んだりするのはNGです。
相手に反省の色を見せつけなければいけません。
それがこの世の摂理ですので怒られて切り替えを早くしすぎないようお気を付けください。
例4「笑っていたリ喜んでいたのに急に切り替える」
逆に喜んでいるときに急に真顔になったり怒ったりなど切り替えるのも危険です。
このような人は、喜怒哀楽が激しくまるで腫れものを扱うかのように接するようになり、親密になることが難しくなってしまいます。
ここまで読んだ方はお察しかと思いますが、つまり喜怒哀楽など「感情」を切り替えるのが早すぎるのが特に変に思われます。
感情だけではありませんが、物事には余韻と言うものが存在し、その余韻を無視してぶった切ることに違和感を感じることもあって切り替えが早すぎる人をおかしい人と思うのではないかと思います。
剣道などでも「残心」ってのがあり、野球やゴルフなどのスポーツには「フォロースルー」ってのがあります。
一見無駄で切り替えが遅いだけのようにも思えますが、これが力の入れ方とかコントロールとかいろいろ良いらしいです。
専門家ではないのでよくわからないので気になる方はウィキペディアをご覧ください。
まあこれと同じように、日常生活にも残心みたいな余韻がある程度必要なのかもしれません。
切り替えは早いに越したことはありませんが、残心を残さず1本は取れませんから多少余韻を残しておかないと冷たいととか変などと言われてしまうのかと思います。
もし切り替えが早すぎると言われる人は余韻を残すように意識するといいのかもしれませんね。
これを感情の残心とでも名付けておきます。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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