体罰や暴力など抑え込むことで教育するのがダメな理由

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心理
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現代では体罰で教育することは悪と言うのが一般的になりました。
私はゆとり世代と言われる年代ですが、実際は平成初期生まれの人の多くはまだ軽い体罰を受けたことがある人、または通っていた学校で体罰をしている教師がいたと言う人は少なくありませんでした。

学校以外でも、その他の習い事や両親などからの体罰はありました。
今はモンスターペアレントと言われる過保護な親も多くなっているので、体罰をすることはかなり減ってきている印象を受けますが、なんでそんなに体罰や暴力で押さえつける教え方がいけないのか、それを知らない人も案外少なくないような印象があります。

そこで、今回は体罰がなぜいけないのか改めて考えてみようと言うことで、体罰や暴力など抑え込む事で教育するのがダメな理由についてお話したいと思います。

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力で抑え込むのがいけない理由

体罰がいけないことなのは、多くの人が知っていると思いますが、なぜいけないと思いますか?

  1. 暴力で身体的に痛めつけること自体がダメ。
  2. 恐怖によって抑えてしまうと意見を言えなくなってしまうのがダメ。
  3. 強者が弱者を支配することになるため、大人になって強者になったときに非人道的なことをしてしまう可能性があるから。

など、体罰がいけない理由はたくさんあると思います。
そのどれも正しく、良くないことだと思います。
しかし、本当はもっと根本的な問題があります。

それは、体罰などの力で押さえつけることは、教育者の意見を押し付けてしまっていると言うことが根本にあるのです。

つまり、偏った意見を教えていると言うことです。
このような教育をすると、上記に挙げた「非人道的なことをしてしまう可能性」「意見が言えなくなる」ことや、「視野が狭くなり偏った考え方」をするようになってしまいます。

社会の常識を教えることはとても大事なことです。
しかし、それに固執してしまうのは危険です。

なぜなら、世界は常に変化し続けているからです。

例えば、歴史で習った1192作ろう鎌倉幕府。
私たちのころは1192年に鎌倉幕府は設立されたと習いましたが、今は1185年と習うようです。

歴史がしょっちゅう変わることは、教師もわかっていますし、大人になるにつれそう言うもんだと理解します。

でも現実は歴史だけが変化しているのではありません。
科学の分野も以前有力だったものが、新しくわかったことによって覆されることはありますよね。

それだけではありません。
まだ記憶に新しい「安保法案」などもかなり衝撃的だったのではないでしょうか。

今までの日本はやられなければやらない。
やられても威嚇程度しかできない。
そんな国でした。

さらに一昔前では当たり前だった、会社に勤めて一生懸命働けばいい。と言う考えも覆されていますね。

先日老後に2000万円ないと安泰とは言えないと言うことが発覚し、驚きを隠せない人は多くいるのではないでしょうか。

このように、ずっと変わらないことなんてないのです。
力で押さえつける教育法は、変化に弱い人間に育ててしまう危険性があるのです。

また、力で押さえつけて納得させても、それは無理やり方向性を決めたにすぎません。

本心では納得できていない場合、いつかほころびが出てしまいます。
その結果、ニートや半グレなどの社会不適合者と言われる人が生まれるのではないでしょうか。

彼らに共通するのは、本心を見せないこと。 なぜ本心を見せなくなったのか。 それは話を聞いてもらえず力で無理やり押さえつけられたからではないでしょうか。

一度そうなってしまうと簡単には心を開きません。
そうなる前に押さえつける教育ではなく、寄り添いちゃんと話を聴き、相手を理解しようと努めなければいけないのではないでしょうか。

私は教育に携わっているわけではありませんし、大学で勉強したわけでもありません。
しかし、私を含め教育を受けたことがない人はほとんどいませんよね。
一度でも教育を受けたことがあり、自分のときの経験は少なくともあります。

あの頃の先生が悪い、親が悪いと言うわけではありませんし、体罰を受けて苦しんだと言うわけもありません。ただ、誰にも胸の内を打ち明けることができなかったことは確かです。

体罰も言葉でも、否定され続ければ人は何も言いたくなくなってしまいます。 押さえつけることがいけない本当の理由はここにあるのではないでしょうか。

私には問いかけることしかできません。
あなたはどう思いますか?

何がいけないとか何がダメと言うことではありません。
どうすれば良いと思いますか?

また、そう思う理由はなぜなのでしょうか?

そして、教えを受けてきたあなたはどう思っていますか?

体罰がいけない理由もあなた方1人1人の中にあり、それを改善するための考えも、あなた方1人1人の中にあるのではないでしょうか。それを知る唯一の方法は、考えることです。

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