みなさんは「ユタ」をご存知でしょうか。
ユタとは、沖縄では知らない人はいない特別な能力を持つ人のことで、霊や神を見て話すことができる人のことを言います。
わかりやすく言えば、シャーマンやイタコなどのような霊能者のようなもので、非常にオカルト的でありながら沖縄県では「医者半分ユタ半分」と言う言葉があり、体調が悪くなった時は医者とユタに相談しなさいと言う意味の言葉があります。
私は、実際に医者半分ユタ半分と言っている人を見たことはありませんが、暗黙の了解のようになっていて、原因不明の不調の際にはユタに相談するのが一般的に行われています。
いわゆるお祓いはもちろん、依頼者の守護霊や先祖と話すことで原因が何なのかを知るためでもあります。
最近ではテレビなどのメディアでも見られることもあるユタですが、霊能者と何が違うのでしょうか。
今回はそんなユタについてお話したいと思います。
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沖縄の霊能者ユタとは
ユタの主な能力は、霊的なものが見え、話すことができると言うものです。
上記でもお話したように、お祓いをしたり、先祖や守護霊と話すことで依頼者の心配事や悪習慣などを知ることができます。
そのため、ユタにかかればほとんどこちらから話さなくてもお見通しなのです。
人が体調を悪くした時、病気の場合もありますが、ストレスから体調を崩していることもあります。
そのストレスの原因は人それぞれあると思いますが、何か気がかりなことが原因となってストレスが溜まり、体調を悪くしていることもあります。
その気がかりは、自分で気付いていないこともしばしば。
あなたも漠然とした不安感を抱いた経験や、これと言った原因があるわけでもないのにストレスを感じた経験はありませんか?
そう言った自分では気づいていないこともあなたの守護霊や先祖を通して聞くことで、何が原因かを知ることができます。そうすることで解決法を提案して解決に導くことができるのです。
とはいえ、そんな簡単に信じることができるのかと疑問に思いますよね。
ですが、ユタは何も話していないのにも関わらず、依頼者の境遇や抱える問題をピンポイントで言い当て、まるで知っていたかのように話をすることができるので、誰もが信頼しているのです。
それでも信じられない人もいるかもしれません。
そう言われてしまうとこれ以上言いようもありません。
実際エセユタも存在し、ただの占い師であったりひどい場合にはただのペテン師のこともあります。
これに関しては会って見ないことには何とも言えませんが、沖縄と言う狭い地域の中でやっていくため、あまりに酷いとすぐにうわさが広まり干される事となります。
そして、いざユタに相談しようと思ったとき、インターネットや店舗があるわけではないので誰かから紹介を受けることがメインとなります。
つまり、優秀なユタであれば多くの人がすすめ、ペテン師は多くの人がすすめません。
紹介でやっているので誰からもすすめられなければ依頼者が来ませんよね。
ペテン師は自ずと淘汰されていくわけです。
そのためユタに相談する場合のほとんどが信頼あるユタであると言えるのです。
どのような仕事もそうだと思いますが、信頼関係の上に成り立っていて、その信頼にしっかりと答えることができているのがユタだとも言えます。
私のようなカウンセラーや占い師の人などは、沖縄では圧倒的にユタの方が信頼度が高く一般に認知されているので、沖縄ではそう言った仕事はあまり需要がないとも言えるのかもしれません。
もしそうだとすれば、それこそユタに相談すればいいのかもしれませんね。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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