女性でも男性でも、異性から褒められて嫌な気をする人はあまりいません。
しかし、褒め方によっては心動かずむしろ下手な褒め方をすれば嫌な気になる事もしばしば。
だからと言って全く褒めないと言うのは非常にもったいないことだと私は思います。
私は、褒めると言う行為は人間関係を良好にし、円滑にするコミュニケーションの潤滑油のような役割だと考えており、それを実践し会話に生かしております。
その甲斐あってか、第一印象よりも話してみると印象が良くなったと言われることが多く、友人関係でもそうですが、仕事でもこの褒める技術により大きな力となっていると自覚しています。
恋愛経験が豊富なわけではないので恋愛での効果は想像にすぎませんが、もし上手に褒めることができれば人間関係を良好にすることができ、恋愛でも褒める技術を生かすことができれば、その恋を成就する可能性が上がるのではないかと考えます。
でも上手な褒め方と下手な褒め方の違いってなんなのかよくわかりませんよね。
そこで今回は、褒めるテクニックをご紹介し恋愛に生かす方法。
「褒めるテクニック~恋愛編~」をご紹介したいと思います。
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褒める技術~恋愛編~
その1.褒め言葉は簡単で良い
褒めると聞くと具体的に言わなければならないと考える人も少なくないような印象を受けます。
例えば、よく言われるのが髪に関すること。
「髪切った?髪型変えた?」
など自分のことをよく見てくれているんだと嬉しいと言うように恋愛テクニックのようなもので語られる技術です。
確かにそう言ったことも効果的なのですが、あまりに小さな違いに集中しすぎると逆に視野が狭くなり見落とすことにつながるかもしれません。
なので、褒めるポイントや褒め言葉に集中するのではなく、もっと気楽に考えてみてはいかがでしょうか。
例えば、いつもと何となく雰囲気が違っていいね。 なんか今日いいね。などぼんやりと抽象的に褒めてみるといいと思います。
褒めることの根本は良いなと思うことが始まりです。
それに何がいいのかを付け加えることで具体性が増すのですが、伝えたいのは「良い」と思ったと言うことですので、まずは「それいいね」「なんかいいね」「いい感じだね」など、「良い」と言うことを伝えるのを意識してみると良いと思います。
その2.変えられるものを褒める
よくありがちなのが、「イケメン」「かわいい」「美人」など顔や容姿を褒めることですが、この褒め方はベストとは言い難いです。
ブサイクな人にイケメンとか美人だねと言っても、それは嫌味にしか聞こえないのは想像するのに難しくないと思いますが、本当にイケメンの人や美人な人に言うのも注意が必要です。
誰もが認める容姿の人は、容姿を褒められることが多いです。
人から言われる回数が多ければ多いほど、自分の気に入らない部分が目につくもの。
つまり、イケメンや美人の人は自分の容姿のどこかにコンプレックスを持つことが多いのです。
目が離れていることが嫌、鼻が団子鼻っぽくて嫌、エラが広いのが嫌、ここさえよければいいのにと思うポイントが気になってしまうのです。
そのため、嬉しいと言う気持ちに嫌な気持ちが相殺され、嬉しいどころか嫌な気持ちになる人もいるのです。
容姿に関しては今は美容整形で変えることはできますが、お金もかかりますしなにより整形に対する偏見が根強い国なので、いざ整形するのは簡単なことではありません。
そういったことから変えられない所を褒めるのは、効果的だとは言えません。
以上を踏まえると、変えられないことよりも変えられることを褒める方がもし嫌な気になったとしても、変えられるのでリスクが少ないと言えます。
例えば、ネイルアートなどやアクセサリーや小物など、ちょっとしたアクセントとして使うものを褒めることが上手な褒め方なのではないでしょうか。
小さくて些細なことに相手のこだわりが詰まっていることも少なくないので、腕時計やネクタイピン、ネクタイ靴下シャツボタン、顔やスタイルよりもこういったちょっとしたものを褒められると自分のこだわりを認められたと嬉しくなる傾向が強いと思われます。
その3.趣味や趣向について褒める
これもこだわりが詰まったものが多いので、趣味や趣向などを褒められるのは基本的に悪い気はしません。
それに人間は共通点が多いと親近感を強く感じます。
「好きな本」「好きな言葉」「好きな映画」「好きなスポーツ」
「好きな食べ物」「好きなお酒」「好きな音楽」「好きな匂い」
反対に、嫌いなものでもそうです。
「嫌いな言葉」「嫌いな人物」「嫌いな食べ物」「嫌いな音楽」「嫌いな匂い」
共通点が多いほど人は好意的に思います。
この場合の褒めるとは「同意する」こと。
自分が好きなものを同意し認められたとき、人は喜びを覚えます。
なぜなら自分が好きなものは自分の考えです。
自分の考えを同意されると言うことは、自分を認められたと言うことです。
人間には三大欲求である「性欲」「食欲」「睡眠欲」の外に「自己顕示欲」というものが存在します。
自己顕示欲と聞いてもパッとしませんが、簡単に言うと自分を知ってもらいたいと言う欲求のことです。
そして自己顕示欲と共に自己承認欲求と言う欲求があり、自分を認めてもらいたい。
つまり人は誰かに自分と言う人物を知ってもらいたい。
自分と言う人物を認めてもらいたい。
このような欲求を誰もが持っているのです。
趣味や趣向について褒めるとは、相手を認めることにつながるため、効果的であると言えるのではないかと思います。
その4.相手のネガティブな部分も良いねと褒める
相手の弱みとでも言いますか、みなさんそれぞれ悩みや迷いを抱えていますよね。
その悩みや迷い、自分では解消したいことでない方がいいこと。
人に見せられるようなポジティブなものではなく、あまり見せたくないネガティブな部分であると言えますね。
そう言ったあまり見せたくない部分と言うのは、自分ではダサい自分、カッコ悪い自分、情けない自分、そんな風に考えているのではないでしょうか。
でもそれはダサくなんかない、悩むことはカッコいいことで良いことなんだと褒められれば嬉しく思うのではないでしょうか。
いくらカッコ悪くて消したくて押し殺しているとしても、それも含め自分なのです。
押し殺すとは、自分で自分を殺しているのです。
どんなにダサかろうがカッコ悪かろうが自分は自分。
あなたが認めなくても誰も認めなくてもそれは自分以外の何者でもありません。
これを心理学では「影・シャドウ」と呼びます。
あなたの影は、あなたから伸びているため自分ではないように思うかもしれません。
しかし、その影はあなたからしか伸びません。
あなたに光が当たらなければ影は出ません。
あなたがいなければ影は生まれません。
影はあなたの中ではなく、あなたの足元背後あなたの前に表れます。
自分じゃないように思うかもしれません。
しかし。それは紛れもないあなた。
自分からも認められず、相手からも認められない。
そんな影を褒める人がいればどう感じるのでしょうか。
自分のネガティブな部分を押し殺すのは自分で自分を殺していると言いました。
でもそれは認めたくないだけで自分なのだと言いました。
つまり、相手のネガティブな部分を褒めることは、相手を褒めることであり誰からも認められていなかったものを認めると言うこと。
誰からも認められていないから承認欲求が満たされていない。
だから苦しい。
それを認める人がいれば欲求が満たされますね。
欲求が満たされればどうなるでしょうか。
嬉しいとはならなくても、穏やかになるのではないでしょうか。
そんな穏やかにさせてくれる異性がいたらどうでしょう。
惚れてしまいますね。
そんな夢のような褒め方がこれです。
しかしこれは簡単ではありません。
なぜならそもそも相手が認められていない自分なのですから、人から褒められたからと言って簡単に認められるようなものではありません。
それでも誰も認めていない相手のネガティブな部分を認めてくれていたとわかったとき、相手はあなたに大きな信頼を覚えることでしょう。
難しい代わりに大きな効果が期待できると言えるのではないでしょうか。
実際にこの方法を意識してすることはできないと思いますが、頭の片隅にでも置いとけばあなたの力となってくれるかもしれませんね。
おわりに
以上で「褒めるテクニック~恋愛編~」は以上です。
仕事編や家族編、友人編なども内容は全く同じなのでやるかわかりませんが、これを読んだ人は応用するだけで良いので簡単ですね。
ざっくりおさらいすると、人を褒めると言うことは認めると言うことです。
自分がこだわっている部分であればあるほど効果があります。 それがアクセサリーや小物などのアクセントとして使っているもの。 好きなもの嫌いなものであり、自分の思考を認められること。 これが褒めることの極意であると言えるのではないでしょうか。
最初はなんかいいねぐらいでいいのです。
いちいち今日の髪型いいねとか、今日のネクタイいいねなど、考えていたら視野が狭くなりそればっかりになってしまう可能性があります。
そうなると返って警戒されることにつながる恐れがあるので、気軽に適当に考えるぐらいにしておくと肩の力が抜け良いのではないかと思います。
SNSには必ず「いいね」がありますね。
それはこう言った理由から生まれたものだと私は思います。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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