観光客などの旅行者からすると沖縄って、リフレッシュするためだったり避暑地ならぬ避寒地で、寒い冬の間に寒さを避けるために来る場所であるなど、住んでいる人からは別の利点があって気に入っているのかなと思います。
中には沖縄好きが高じて沖縄移住を考える人も少なくないのではないでしょうか。
しかし旅行と移住では見るべき点が違いますよね。
そこで今回は沖縄に住んでいて思った利点と欠点についてお話したいと思います。
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沖縄に住んでいて思うメリット・デメリット
まずは利点からお話します。
沖縄に住んでいて良いと思う点は次の5つです。
「地震が少ない」
「気温差が緩やか」
「気楽」
「飲食店や弁当などが安い」
「比較的親切」
この5つが利点であると言えます。
ではもうちょっと詳しくお話していきます。
1.地震が少ない
日本は地震大国ですから地震が良く起こりますよね。
震度3以上も割と良くありどうしても地震に対する不安はぬぐえません。
しかし沖縄では1年を通して地震が起こる回数も少なく、揺れても震度3までなので地震に対する心配は少なくて済みます。
だからと言ってノーリスクであるわけではありませんが、比較的安全であると言えるでしょう。
2.気温差が緩やか
他の都道府県ですと、夏は暑く冬は寒い。
具体的には夏の温度が30度前後であるのに対し、冬は一桁かマイナスまで下がります。
沖縄は暑いイメージがあると思いますが、夏でも35度行けば暑い方で冬は10度近くまで下がれば寒い方です。
雪なんかもちろん降りません。
大体30~17ぐらいの間なので気温差が少なく穏やかな気候であると言えます。
3.気楽
沖縄の県民性として気楽な所があります。
他府県だとなんでも競争が激しく常に焦燥感を持つ人も少なくないようですが、沖縄は比較的調和を重んじるため同業他社だからと言って蹴落とすような考えはあまり持ちません。
逆に言えばそれが原因で学力の低さや企業の倒産も多いのかもしれませんが、競争社会に疲れた方にとっては気楽にできて気が休まる土地であると言えるかと思います。
4.飲食店や弁当などが安い
野菜など物価的にはあまり変わらないどころかちょっと高いと感じるかもしれませんが、代わりに土地代や家賃などは安く敷金礼金などが不要である場合も多いので飲食店や住まい、駐車場なども安くて済みますので固定費を抑えることができます。
そして沖縄では共働きの家庭が多いこともあり、弁当屋さんがかなり多く、店が多くなることで価格競争が生まれかなり安くで購入することができます。
一人暮らしで住む場合にも経済的に優しいので暮らしに不満は少なくて済むかと思います。
5.比較的親切
これは県外の方が持つ沖縄県民のイメージでもあると思いますが、せかせかしていないこともあり道を尋ねれば途中まで案内してくれるほどには親切です。
また、近所のおすすめなスーパーや飲食店、弁当屋さんやおすすめな歯医者さんまで世話焼きな所があるため比較的温かい人柄の多い土地であると感じるのではないかと思います。
少なくとも私は聞かれれば知らない場所でもネットで検索して教えます。
自慢ではなくそれぐらいは常識の範囲内であると考える人は多いと思います。
沖縄に住んでいて思うメリット・デメリット
次にデメリットをお話していきます。
沖縄って良いイメージを前面に押し出されているため楽園のように思う人もいるかもしれませんが、実際住んでみるとちょっとイメージとは違うかもしれません。
デメリットも5つ紹介します。
「台風」
「塩害」
「適当すぎる所がある」
「同調圧力がある」
「割と物価が高く賃金は低い」
これらも少し詳しく話していきますね。
1.台風
地震は少なくても代わりに台風は来ます。
大体シーズンとしては6月ごろから9月ごろまでの夏です。
沖縄と言えば海ですが、まさかの海の需要がマックスなときに台風は来るのです。
台風は直撃しなくてもまあまあ風が強く、風が平気だからと言って海に行くのは大変危険です。
台風が発生しているときの海は、波が高く海で遊ぶのはおすすめしません。
現に毎年台風が発生し、沖縄近海にあるのにも関わらず観光客がシュノーケリングなどで遊泳していて溺れてしまう事件は必ず起きています。
余談ですが台風以外にも8月の海は危険なシーズンが存在します。
沖縄では旧暦で行事があることが多いのですが、その1つに旧盆が8月に大体当たります。
このときの海は県民ならまず入りません。
入っても泳ぎはしません。
なぜなら引っ張られてしまって溺れる危険性があるからです。
この辺は「沖縄 旧盆 海」などで検索すればすぐわかると思いますので詳しく知りたい方はググってみてください。
2.塩害
次に沖縄県民としては常識として認識されている塩害です。
沖縄は結構風が強く、尚且つ海がどこからでも近いです。
そのため、山奥に住むなら別ですが、基本的に海からの風によって塩がつき、定期的に手入れしないと車などの金属はさびてしまいます。
台風のことも合わせて海沿いに住む人はまずいません。
海沿いに住む人はほぼ確実に県外からの移住者です。
最初はとても素敵なお家に住めて最高でしょう。
しかし、数年も住めば海沿いの家がいかに大変なのかを知ることでしょう。
3.適当すぎる所がある
メリットとして気楽と言いましたが、逆に言えば適当であるとも言えます。
良く言われるのはうちなータイム。
待ち合わせの時間に遅れたり、約束自体を忘れたり。
結構なあなあな所があるので嫌な人は我慢できないかもしれません。
もちろん沖縄の人全員がそうであるわけではありません。
ですが人によっては仕事でもこのような適当さを発揮する人もいますので、きっちりしている人はイライラするかもしれません。
4.同調圧力がある
狭いローカルなので、上の言葉が絶対的な風潮が根強くあります。
それに周りと合わせなければならないような所もあり、案外しがらみも少なくありません。
横のつながりが強いことでメリットもありますが、それがかえってデメリットでもあるのです。
そのため沖縄に自由を求めているなら住むには適していないかもしれません。
5.割と物価が高く賃金は低い
沖縄はご存知のように小さな島です。
その小さな島に米軍基地や住宅地、会社や商業施設などが密集しているため農業はあまり盛んではありません。
野菜は基本的に高く、輸入品や他府県からの仕入れるため割とお高めだなと感じると思います。
漁業は盛んなので魚は安く買うこともできますが、正直県外の物の方がおいしいです。
そう言ったことから物価は高いと言えます。
しかし賃金は安いです。
全国の最低年収は300万と言われますが、沖縄で300万もある人は中流です。
世帯年収で300ほどだと考えていいぐらい賃金が低いので働くには厳しい地域であると言えます。
おわりに
以上が沖縄に住むメリット・デメリットでしたがいかがでしたか?
予想と違う点予想通りだった点、全部知ってるぞと言う方もいるかもしれませんね。
ここでは話していない地域の風習や、福祉制度などその辺は詳しくないので話す事ができませんでしたが、大まかに知ることができたのではないかと思います。
沖縄はいい土地です。
でもなんだかんだ言って田舎ですし面倒なしがらみもあります。
簡単なことではありますが、移住をお考えなら参考にしてお考えいただければ幸いです。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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