本やネット記事を読んで気付いた最大の学び

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真理
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人間は大なり小なり自分ではわからないものを外に求めることがあります。

例えばビジネス本を読むのは、自分がどのように進めばいいのかわからなくて何かを参考にしたいと思ったときや、答えを知るために本を読もうと思います。

しかし、あるビジネス本には営業は口のうまさよりもひたむきな思いであると書いてあり、酒を酌み交わしたり何度も訪問して顔を合わせることが大事だと唱える一方、別のビジネス本ではプライベートな時間を犠牲にしなくても話術を磨けば良いのだと言います。

どちらか片方だけしか読んでいない人からすれば、読んだ方が正しいのだと考え試しにやってみようと思うはずです。

ですがどちらも読んだ人は両者の意見が真っ二つに分かれており、一体どっちが正しいのだろうかと余計に混乱してしまうかもしれません。

答えを探していたはずなのに、そこには答えがなかったら混乱してしまいますよね。

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このように本やネットの記事などはいつも矛盾していて、健康には野菜を食べろと言うのに野菜も肉もバランスよく食べろと言う人や、無農薬が良いと言う人がいる一方で無農薬でも農薬使っているものとあまり変わらないと言う人もいて、しかもこれが一般の人が言っているのではなく専門家の意見が対立していたりするのだから余計にたちが悪い。

今は正しいとされているものも、数年後にはやっぱ間違いでしたーなんて言うこともあり一体何が正しくて何が間違っているのかどう判断していいのかわからなくなってしまいます。

このようなことを見てきて私は気付いたことがあります。

それはどんなに専門家で詳しくても、どんなに素人の信用性のない情報でも、正しいか正しくないのかは自分が判断することだと言うことです。

本に書いてあることでもネットに書いてあることでも、ましてや講演会などで演説していることもテレビで言っていることも、すべては自分自身が信じるか信じないかのシンプルなものだと言うことなのです。

ある社長は3時間睡眠で、睡眠時間を極力削って仕事やプライベートを充実させるのが良いんだと言います。

しかし別の社長は、睡眠はしっかりとらなければ良いアイディアは生まれず効率も悪くなるため毎日7時間は寝るようにするのが良いと言います。

人生の半分近くは睡眠で占めています。
睡眠を短くすれば脳や健康に悪いと言う人がいる一方、時間の長さよりも質が重要だと言う人もいます。

何が正しくて何が間違っているのかわかりません。

もし白黒ハッキリつけるなら、何万人もの人に協力してもらい何十年も管理してみなければわかりませんし、これでわかるとしてもあくまで統計上の多数決に過ぎません。

結局何が正しいのかと言う疑問に答えは見つかりません。
でも1つだけ答えがあります。
その答えとは。

自分が正しいと思う物が正しくて、自分が間違っていると思うのが間違っている。

ただそれだけなのです。
本当はどちらが正しいのかなんてわかりません。
数十年数百年と時間をかけて、数千数万人とたくさんの統計を取る。

そうやったとしても完全にそれが正しいことであるとは言えません。

ですから本もネットもテレビも、専門家だろうが素人だろうが誰が言ってることでも、ただそこにあるのはその人にとって正しいと言うことでしかないのです。

本当に正しいことなんて神以外に知る者はいないのではないでしょうか。

世の中にある正確な情報と言うものは、あくまで多くの検証をこなしたものや、より高い地位にいる人の発言。

例えば私が戦争反対と言うことよりも安倍総理が戦争反対と言うことの方がより正しく、より信憑性があり、より強い言葉であると言うだけです。

私が言おうが誰が言おうがその物事が正しいか間違っているのかは受け取る人次第でどうにでもなるのです。

今世の中にある正しいとされているものは全て偉い人が言ったことや、何度も実験して検証を重ねたデータに基づいた情報かのどちらかであると言えるでしょう。

つまり本やネットにある情報それぞれが矛盾していたリするのは、単にそれを唱えた人にとって正しいと言うだけの話です。

ですから私はあえて自分が正しいとは言いません。

なぜなら、正しいかどうかを判断するのは私ではなく、あなたたちなのですから。

本にもネットにも答えなどありません。
答えは外ではなく、あなたの内側にあるのです。

これが私が本やネットなどを見ていて気付いたことです。
あなたがこれを正しいと思うのもまた、あなた自身が正しいと思っていたからであると言えるでしょう。

それではまた。

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