最近タロットカードを勉強していて、タロットのことばかり考えているのですが、タロットはカード1枚1枚に意味が込められていて、参考書などで開設されているものを丸暗記しても良い派と、意味を固定化して覚えるのではなくカードの絵を見てその場その場で感じたインスピレーションを大事にした方が良い派がいます。
確かにタロットのようなものの場合、枠組みだけ覚えておいて細かいところはぼかしておいた方が良いかもしれません。
なせかと言うと、あまりに隅から隅まで固定化させてしまうと、頭まで固くなってしまい相談者のちょっとした変化や相談者ごとの違いなどを見落としてしまう恐れがあるからです。
心理学でも同じことが言え、いろんな心理学者がいろんなことを唱えていますが、アドラーが良いからと言ってアドラーの心理学だけに固定化するほど人間は単純じゃありません。
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今はこうだと言われていても、数年後数十年後にはまるっきり変わってしまう場合もあると思います。
そのため、知識として持っておくのは良いとしてもそれだけが正解であると固定化してしまうのは惜しいと思います。
しかし、だからと言って何にも枠を決めずにただインスピレーションのみで考えるのはその時の体調や気分によって左右しすぎてしまい、安定性がなくなってしまいます。
そのため、私としてはカードの意味はある程度覚えつつ、自分のインスピレーションも大事にすると言った両立が理想かなと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、そんな中魔術師と言うカードを見て思ったことがありました。
ちなみに魔術師と言うのはこんなカード。
私はこれを見てすぐ思い浮かんだのが、「天上天下唯我独尊」と言う言葉。
これはお釈迦様が誕生した際に言ったとされる言葉で、天上天下、つまりこの世に、唯我独尊、唯一我よりも尊いものはない。
と言う意味です。
よく間違われるのが、我と言うのが自分を表していて、この世で最も尊いものは自分だと言う意味に誤解されがちですがそれは間違いです。
正しくは、我というのは私たちと言うことで、それぞれの存在こそが尊いものだと言うことを表しています。
つまり、この世で最も尊いものは私たちであると言うこと。
ちなみに人間だけに限りませんよ。
まあこの話はまた別の機会にお話するとして、魔術師のカードに描かれている人物も右手は天を指し、左手では地を指しています。
ですから私は魔術師のカードには、私たちに変わりなどはなく1人1人が尊い存在であるんだよと言うことを表しているのではないかと思います。
例えば恋愛の悩みについて占っているときに、この魔術師が出たとしたら、あなたも相手もたった1人しかいない人間。
その人もあなたも変わりになる者などいないのだと言うことを表しているのかもしれません。
ただ一般的には魔術師のカードは天から降りてきたものを地上に下すことを意味しています。
天と言うのは神のお告げかもしれませんし、単純に上司とか親など目上の立場の人を表しているのかもしれません。
仕事で言うならまるで中間管理職みたいなカードですね。
恋愛の相談で魔術師が出たのなら、親などからのメッセージに注意しなさいと言うことかもしれませんね。
このように、私が感じたインスピレーションの魔術師と教科書にある魔術師では同じ天を指し地を指す姿を見ても受け取り方が違いますね。
汎用性があるのは一般的な意味の方だと思いますが、時には自分のインスピレーションを大事にして読み取ることで思いがけない発見があるかもしれないので、意味を覚えるのと同時に自分がどう感じるのかも大事にしていきたいですね。
私としては覚えるの4感じるの6ぐらいの比率がいいかなーと思ってます。
やっぱり、カードと相談者の雰囲気などと合わせて見ることができないと的外れな答えになってしまうかもしれませんからね。
他のカードにも変な解釈ができたらお話したいと思いますのでお楽しみに。
それではまた。
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