現代は人の文章を読む機会がたくさんあります。
昔なら雑誌や本、手紙など特定の場面で特定の人の文章を読む機会が限られていたのが、今はネットが普及してSNSやブログなどプロや親しい人だけではなく一般の人の文章を読む機会が増えました。
そんな中で特徴的な文章の人、特徴的な句読点の使い方をする人を見かけることがあります。
時には「ん?」と思うこと「わかりにくい」と思うこともあるかもしれません。
そして、そう考えていると自分の文章や句読点の使い方も不思議に感じて来たりすることもあるかもしれません。
今回はそんな句読点の使い方のことについてお話していきたいと思います。
人によって文章に個性がある
私の場合はよく「例えば」って言いがちです。
最近は意識して直すようにしているのですが「例えば、」というようにすぐに句読点をつけるクセがあります。
「例えば」以外にも「〇〇なんですが、」とか「〇〇で、」「〇〇など、」と接続詞のすぐ後に句読点を使ってしまうクセがあるんですね。
たまに過去記事の誤字脱字をチェックしてると、何年も前だと今の考えや気持ちと違う場合があるので改めて加筆修正をしたりするのですが、そうやって過去記事を見直しているとこういう文章のクセや句読点の使い方に気が付きます。
人によって違う句読点のつけ方
ネットで人の文章を見ていると本当に人それぞれ特徴がありますよね。
ツイッターやラインなどのSNSでは句読点を使わない人も多く、句読点の代わりに改行する人や一行程度にまとめる人が多いように感じます。
逆に仕事でメールをするときなんかはまた違った構成だったりして、シチュエーションによっても違ってくることもあります。
・長文型「ビジネスや公的な文書など国語で習ったようにきっちりつける」
・多用型「句読点を多用する型」
これらの違いは「ラフな文章とかしこまった文章の違い」もあると思いますが、よく本を読む人と本はあまり読まずマンガや雑誌などをよく読むタイプでも違うかもしれません。
小説やビジネス書などではしっかり句読点を使いますが、マンガや雑誌などでは短い文が多かったりするのであまり句読点を使わないことも多いからです。
この違いは縦書きと横書きの違いでもあるのではないかと思います。
横書きだと「。」の次点で段落として区切らないと読みにくくなっちゃいますからね。
また、そういった理由とは別で句読点を多用するタイプの人もいます。
句読点だけではなく、スペースを入れたりカンマを入れたりと人それぞれありますが、こういった文章をたぶん頭の中ではここが区切りになっていたんだろうなって想像しながら読むと、なんとなく腑に落ちるような感じがします。
場合によっては区切って強調する意図もあるのかもしれませんね。
私は一文にまとめるのが苦手で、ダラダラと長い文章になりがちなので短文型の文章にすこし憧れたりもしますが、実は短文型は読み手に優しくない文章でもあります。
短文は簡単にみえて実は難しい
短い文ってパッと見てわかりやすい反面、読み手の読解力に依存するんですよね。
ツイッターなどでは多数のリツイートされているツイートに対して的外れなことを言っている人もたくさんいます。
それは読み手の問題ではあるのですが、短文は誤解を招きやすい文章でもあるということです。
長文すぎてもだんだんズレてきたりすることもあるので長くすればいいってものでもないのですが、文章を正しく伝えようと思うならある程度長くしないと意図しない伝わり方をしてしまうリスクもあります。
とはいえ、偏見フィルターを通してみてしまう人もなかにはいるので、どんなに丁寧に説明しても偏見で曲解されることもあるんですけどね。
句読点による性格の特徴
すこし話がそれてしまいましたが、句読点の使い方で性格の特徴は出るのでしょうか。
短文でまったく句読点を使わない人
句読点を使わないと早口なイメージで、短文だと結論をぽんと述べるような形になるので、このタイプの人は理屈っぽい「左脳タイプ」の文章だと言えるのではないでしょうか。
文章が長くなる原因は「形容詞」や「接続詞」など「修飾語」の多さにあると思います。
主語や名詞、動詞をあえて抜くこともあるとは思いますが、ほとんどの場合これがないと伝わらないので減らすとしたら修飾語みたいなものになると思います。
こうすると文章が簡潔になり本題や結論だけをピンポイントに伝えることができるので、ちょっと理屈っぽい人とか効率重視みたいな人に多いのかなと思います。
◎左脳の機能
左脳は言語や計算力、論理的思考を司る脳です。右脳は情報を知識として認識し整理する役割を果たしています。記憶にも関係していますが、主に言語や数的処理を司る脳なので、記憶脳力は右脳に比べると劣っています。
長文で句読点をしっかり使うタイプ
逆に句読点をしっかり使っている文章は、文章にリズム感が生まれてややゆったりとした印象になります。
加えて上記にもあるように長文、あるいは句読点がしっかりついているということは、形容詞や接続詞が多いということでもあると思いますので、想像力が豊かでややおっとりとした右脳タイプの人に多いのではないかと思います。
◎右脳の機能
右脳はイメージ力や記憶力、想像力やひらめきを司る脳です。視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感に関係し、感情をコントロールしています。音や色の違いを認識したり、物事に感動したりするのも右脳の働きによるものです。
句読点を多用するタイプ
このタイプの方は上の方でもお話したように、頭のなかで文章を考えているときの区切りがそのまま句読点になっているのではないでしょうか。
単語単語で区切って文章を考えるタイプだと句読点が多くなりやすいのかもしれません。
例えば、「昨日」「お昼」「食べたもの」みたいな感じで、記憶をたどるときにブツ、ブツ、とぶつ切りするような感じなのかなと想像します。
多くの場合はすーっとシームレスに、「昨日・お昼・食べたもの」といった感じで、まずは昨日を思い出し、お昼ごろのことをああだったこうだったと思いだしながら食べたものを思い出すと思います。
このような思い出し方の違いがあるのかなもしれないですね。
あれこれ考えながら文章を打つと、思考が滞ったところに「、」と打つ傾向はあるのかなと思います。
いろいろ考えましたが単純に文章が苦手で、文章を打っている最中に自分自身がよくわからなくなるから「、」と打っている人もいるのかなと思います。
実際に話してみると特におかしなところはない人も、文章になると変な文になったり変なところに読点があったりすることもあるかもしれません。
自分自身の文章を改めて見直してみるとおかしな文になっていたり、やたら読点つけてるなって思うときもあったりするので、疲れてるときや頭がぼやーっとしているときはこのような文章になってしまうのかもしれないですね(´・ω・`)
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