未だに見られるチャイルドシートを助手席に設置する危ぶない親

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子ども
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私は子育て経験はありませんが、とある子供用品を扱うお店で働いていたことがあり、主にチャイルドシートやベビーカーなどを接客販売していたので少し知識があるのですが、そのころ習ったことの1つに、チャイルドシートを助手席に設置する危険性について教わりました。

当たり前の知識なので知ってる人が多いとは思いますが、みなさんはチャイルドシートを助手席に付けてはいけない理由って何だと思いますか?

チャイルドシートを使わず抱っこして車に乗るのは論外ですが、一応注意喚起のためなぜそもそもチャイルドシートを幼児に使わなければならないのかからまずお話していきます。

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  1. チャイルドシートを使わなければならない理由
    1. そこで体にフィットするだけでいいなら抱っこすればいいんじゃないのと考える人もいるようなのですが、その考えは非常に浅はかです。
      1. 物理学が得意な方ならわかると思いますが、事故の衝撃は止まっている壁にぶつかったと仮定してしても子どもの重さはおよそ150㎏相当になります。
      2. これは大体建物の3階から落ちたときの衝撃と同じぐらいだと言われています。
        1. つまり、チャイルドシートを使わず抱っこすればいいなんて考えは、自ら我が子を危険にさらしているようなものなのです。
  2. チャイルドシートを助手席に乗せる危険性
    1. しかし、それではせっかく子どもの命を守るチャイルドシートの効果を半減するどころか逆に危険にさらしていることにつながるのです。
      1. チャイルドシートは1歳ぐらいまでは後ろ向きで取り付けるのですが、その理由は1歳ごろまでは体がベルトに圧迫され危険だからです。
        1. 前からも後ろからも衝撃が来ることで衝撃が吸収しきれず赤ちゃんにそのまま衝撃が伝わってしまう恐れがあるのです。
        2. 1トン近い大人が急速に膨らむエアバッグにぶつかったらどうなると思いますか?
  3. おわりに
    1. もしエアバッグがなければ助手席に付けてもいいのかと言われるとそうでもありません。

チャイルドシートを使わなければならない理由

ご存知のように幼児にはシートベルトの高さが合わないのが理由ですね。
しっかり体を固定することができないので、いざ事故が起きたとき、自己の衝撃でシートベルトの間から抜けてしまい、外に放り出されてしまう危険性があるからチャイルドシート及び大人もシートベルトの着用が義務化されています。

そこで体にフィットするだけでいいなら抱っこすればいいんじゃないのと考える人もいるようなのですが、その考えは非常に浅はかです。

例えば事故が起きたとき、時速40キロ程度で走っていたとします。
生後数カ月の赤ちゃんの体重は約3~5㎏程度だと考えられます。
時速40キロでぶつかったとき、5㎏の赤ちゃんの重さは5㎏ではなくなります。

物理学が得意な方ならわかると思いますが、事故の衝撃は止まっている壁にぶつかったと仮定してしても子どもの重さはおよそ150㎏相当になります。

150㎏なんて重さ、人生で経験する人はあまりいないですよね。
ウェイトリフティングの選手や格闘家などが持つ重さだと考えるとわかりやすいかもしれません。

単純に考えて男性でもきついですよね。
ほぼ確実に腕から離れてしまうでしょう。

仮に事故時にその衝撃で、抱っこしていた赤ちゃんが腕から離れてしまったとしましょう。

その衝撃はどれぐらいだと思いますか?

これは大体建物の3階から落ちたときの衝撃と同じぐらいだと言われています。

大人でも3階から落ちると無傷ではすみません。
これが小さい子どもだとしたらどうでしょうか。
酷ですが死ぬ可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

つまり、チャイルドシートを使わず抱っこすればいいなんて考えは、自ら我が子を危険にさらしているようなものなのです。

ベビーベッドには柵がついています。
大人の腰から胸あたりまでの高さであるのも関わらず、落ちないように柵がついています。

それは危険だからですよね。

ベビーベッドの高さはおよそ1メートル以内。
建物の3階は5~7メートル。
これがいかに危険なのか分かったと思います。

とはいえ、チャイルドシートをしない親御さんはそうそういないでしょう。
しかし、チャイルドシートは使い方を誤れば、命を守るはずがかえって危険にさらす恐れがあります。

チャイルドシートを助手席に乗せる危険性

ここからが本題のチャイルドシートを助手席に乗せる危険性です。
道行く車をふと見ると未だに見られる誤った使用法です。

助手席にチャイルドシートを置く言い分は、後部座席だと子どもをあやす事ができず大変だとか、世話をするために運転中横にいた方が安心で都合がいいと言うのがほとんどかと思います。

しかし、それではせっかく子どもの命を守るチャイルドシートの効果を半減するどころか逆に危険にさらしていることにつながるのです。

その理由は、現代の車の多くはエアバッグが搭載されていると思います。
エアバッグは本来事故が起きたとき、体がフロントガラスやダッシュボードにぶつかるのを避けるためのものなのですが、チャイルドシートと合わさったとき、非常に危険なものとなります。

チャイルドシートは1歳ぐらいまでは後ろ向きで取り付けるのですが、その理由は1歳ごろまでは体がベルトに圧迫され危険だからです。

そのため体全体を包み込むようになっていて、点ではなく面で衝撃を分散するため後ろ向きについています。

このとき、車の規格にもよりますが、目いっぱいシートを後ろに下げても若干車のダッシュボードすれすれにチャイルドシートが来ると思いますが、その状態で事故が起きたらエアバッグが作動し、強い衝撃を与えてしまいます。

前からも後ろからも衝撃が来ることで衝撃が吸収しきれず赤ちゃんにそのまま衝撃が伝わってしまう恐れがあるのです。

下手するとこのときの衝撃で赤ちゃんの首の骨が折れるなど、考えるだけで恐ろしい事態になる可能性があり、どちらも守るためのものなのにかえって危険なものとなってしまうのです。

ちなみに大人でもエアバッグで骨折する可能性はあります。
例えばエアバッグがあるからと言ってシートベルトをしなかった場合。
上記でも説明しましたが、5㎏程度の赤ちゃんでも事故の衝撃で150㎏ほどになります。

大人はその10倍近くはあると考えて間違いないです。
つまり1トン以上になるわけです。

1トン近い大人が急速に膨らむエアバッグにぶつかったらどうなると思いますか?

確実に首の骨が折れるでしょう。
エアバッグと言えど、衝撃を殺してからでなければ壁にぶつかるのと一緒です。

そして事故のように一瞬のできごとに作動するものですから、一瞬で膨らまなければなりません。

今まで何もなかった空間に急に風船が現れるのです。
ものすごい速さで物体が現れるのです。
この時の衝撃は、殴られたのと同じような衝撃だと考えられます。

詳しい衝撃などはわからないので想像にすぎませんが、急激に膨らむエネルギーはそれぐらいの衝撃はあると思います。

おわりに

さてここまで読んだ方ならもうおわかりかと思いますが、チャイルドシートを助手席に設置して使用するのがいかに危険なのか伝わりましたか?

ちなみに設置するときのシートベルトの通し方が説明書通りにできていないのも意味がありません。

もしこれを読んで心配になったとすれば、チャイルドシートを購入した店舗やチャイルドシートを扱っている店舗に行って店員さんにみてもらうことが可能かと思います。

実際に店員さんに全てを任せるのはできないと思いますが、教えるのはどこでも無料でやっていると思いますのでお近くのベビー用品店に相談に行ってみるといいでしょう。

もしエアバッグがなければ助手席に付けてもいいのかと言われるとそうでもありません。

その理由は上座下座を考えればわかると思います。
上座はどこで下座はどこですか?
助手席は下座じゃありませんか?

これはなにもマナーの問題ではありません。
単純により危険な場所が下座なだけです。

もしわからなければ教えますのでお気軽にどうぞ。

それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。

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