今ネットで話題となっているいじめ教育の話があります。
ぜひ日本でも取り上げていただきたいことでためになったので紹介したいと思います。
これはイギリスの「Relax Kids」と言う自閉症の子らのためのいわゆる特殊学級のコーチであるロージー・ダットンさんが行った授業の話です。
ダットンさんは生徒たちに2つのリンゴを見せ、その1つに罵倒しました。
その様子を見せた後子どもたちにも同じようにするよう言い、1人1人に回していきもう1つのリンゴは褒め称え、同じように子どもたちに回しました。
そしてその2つのリンゴを真っ二つに割ると、罵倒したリンゴは仲が黒く変色し、褒めたリンゴは綺麗なままでした。
2つのリンゴを見せダットンさんは「いじめは外から見てもわかりにくく、人に言えない人もいるんだ」と教え、その授業が今世界で絶賛されていると言います。
大分端折っていますが概要としてはこんな感じです。
実際は最初から片方のリンゴには切り込みを入れておき、酸化させたものを使って見せただけではあるのですが、これほどわかりやすい説明はなかなかありません。
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ちなみにこの話はこちらの記事からの転用です。
リンゴを罵倒してイジメ教育 ユニークな手法に「自分も習いたかった」と絶賛の声
思いやりとか道徳とかって形がなくて見えないものです。
だから人は物語や話などを聞いて道徳心を養っていくのが一般的ですよね。
しかしこのダットンさんが行った授業は、話と同時に誰にでもわかりやすく言葉だけではなく一目でわかるような工夫がされていて、どんな人でも理解しやすい教え方だったのではないかと思います。
いくらお年寄りに親切にしましょうとか、小さい子や妊婦さんに優しくしましょうなんて口で言ったって簡単には伝わりません。
なぜなら人は実際経験してみないとわからないからです。
でもこのリンゴのように実際やって見せればそれが疑似体験となるのでとても伝わりやすくなっているのです。
これならいじめられたりいじめをしたことがなくてもわかりますし、見た目のインパクトがすごいので心に響きますよね。
このリンゴは罵倒したことが原因で変色したわけではありませんが、人間はどうなるのでしょうか?
誰だって文句を言われたり嫌がらせを受ければ嫌な気持ちになります。
その嫌な気持ちはあのリンゴのように黒くなっているのかもしれないと思うと、なんだか妙にしっくりきます。
これは何もいじめだけに限りません。
仕事でミスをした部下を怒鳴りつけたり、接客や商品が気に入らなかったとクレームをつけることなども同様です。
確かに言わなければわかりませんが、何も怒鳴ることはありませんし怒る必要はありません。
怒りの感情を持つことは人として当然ですし怒るのが悪いとは言いません。
ただそれを誰かにぶつけるとあのリンゴのように中身を黒く変色させてしまっているのかもしれません。
少なくともストレスが体に悪影響を及ぼすことは今や常識です。
その辺の話は置いとくとして、ダットンさんのこの授業はぜひ日本の学校などでも取り上げて多くの人に伝えたいなと思いました。
よかったらみなさんも上記のリンクから本記事をどうぞご覧になってみてください。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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