ネットが普及してからというもの、何か問題が起こるとネット上で批判コメントなどが溢れることがあります。
これを炎上と呼ぶのですが、ネット炎上は通常の火事などと同じで火を消さなければなりません。
自然鎮火を待っていては、甚大な被害が出る可能性があり、ひどい場合は個人情報の特定から殺害予告までおこります。
そのため、ネット炎上も早急な火消しを行う必要があり、火事には消防士がいるようにネット炎上には火消し業者なるものが存在しています。
火消し業者は一般人のブログなどでない限りほぼ確実に炎上騒ぎの中に紛れ込んで火を消していきます。
そのやり口にはいくつかの特徴があり、これを応用すれば現実でも争い事が起きたときに余計にヒートアップすることを回避することができるかもしれません。
と言うことで、今回はネット炎上の火消し業者の特徴についてお話したいと思います。
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火消し業者の特徴から学ぶ争いごとの鎮火方法
1.批判されている対象をあからさまに擁護する
まず1つ目の方法は、批判されている対象を擁護する方法です。
炎上騒ぎになっているとき必ずと言っていいほど表れるのが擁護する人です。
例えば芸能人が何かで批判されているとします。
一般的な心理としては、いくらその批判が間違っていると思ったとしても普通わざわざ言いません。
親しい友人同士などには言うかもしれませんが、よっぽどじゃない限り炎上している中に飛び込む人はいませんよね。
なぜなら炎上中にあからさまに擁護すると、自分が標的になってしまうからです。
炎上業者はそれを狙って敢えて擁護します。
擁護することで段々業者に注目が集まり、あいつ何言ってんだと矛先を変えることができるのですね。
2.擁護する人を叩く
火消し業者は大体複数でチームを組んで火消しに取り掛かります。
まずあからさまな擁護をする役割の人が擁護して矛先を変えようと試みます。
しかし、急にちんぷんかんぷんなことを言う人が表れてもあからさま過ぎて誰も引っかかりません。
そのため擁護している人を叩く役割の人をつくるのです。
つまり、自分たちで擁護と批判を自作自演して、いつの間にか論点をずらしていく作戦なのです。
多くの場合この2つはセットになっていて、じっくりコメントを見ていると両者は段々論点をずらしていき、問題の本質から明後日の方向へと矛先を変えていきます。
そうすることで全員とは言いませんが、ある程度の人はつられてしまうのでしだいに収まってくると言う寸法です。
ちなみにこれを対立煽りと呼びます。
3.人数を大量に配備する
1,2の作業を多くの人数及びアカウントで行います。
しばらくの間それを続けているとものすごく炎上しているように見えるので、他の人達もつられてヒートアップしていきます。
ここでヒートアップさせれば怒りのエネルギーを消費させることとなり、クレームの電話などをする気力を奪うのです。
人間イラッとしたときプンプンするよりいっそ不満を吐き出した方がすっきりしますよね。
炎上も同じで下手に消そうとするのではなく、逆にエネルギーを発散させることで鎮火させるわけです。
しかもある程度頃合いをみて業者が引けば、まるで一気に盛り下がったかのような感じになり、鎮火した雰囲気を演出することもできます。
おわりに
以上の方法を持って火消しを行うことが可能です。
ただしあくまでもこの方法は私の憶測にすぎないのでプロの火消し業者にはもっといろんな対策法があると思われます。
他にも別に共通の敵をつくることでも論点をずらし、最初の問題から目をそらすことによって火消しを行うこともできますし、まあいろんな方法があるんじゃないでしょうか。
ネットは言葉だけでやり取りする分、現実世界よりも過激になりやすい傾向があるように思います。
上記にも挙げましたが、住所などの個人情報を特定する人もいて、普通どんなにイラついてもそこまでしませんよね。
ネットではそれが普通じゃないんです。
本当に殺害予告を出す人もいますし、住所もバレればガチで殺される可能性もあるので火消し業者がいなければ日本も殺人大国になりかねないかもしれません。
一番の解決法はネットにも責任を持たせるためにマイナンバーみたいなのを使わなければならなくするとか、実名でしかコメントできないなど何かしら対策をとらなければいけないのではないかと思います。
今の世の中バカでもアホでもネットは使えますからそれによって事件などに発展しなければいいのですが。
もうすでにバカッターなどで事件性のある問題に発展した経歴もあるためネットの規制も待ったなしかもしれませんね。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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