日本の歴史に深く刻み込まれた311の東北大震災。
原発のことももちろん、地震の規模や何といっても津波による被害が甚大で多くの人が亡くなりました。
あれから日本人の間では改めて地震の恐ろしさや津波の危険性を認識し、今ではほとんどの方が注意していることかと思います。
しかし私が住む沖縄県は日本の中では地震が少なく、津波が来ることもほとんどありません。
そのため沖縄県民は全国一地震対策に弱く、津波に対する考え方も甘い人が多いかもしれません。
みんな漠然と津波はヤバいとは思っていても、実際津波の何がヤバくてどの辺から注意しなければならないのかは理解していない人も少なくないのかもしれないですね。
そこで、今回は津波と波の違いをわかりやすく説明し、改めて津波の危険性についてお話したいと思います。
sponsord link
波と津波の違い
波は図で表すと、
波波波
波波
波波波
波波波波波波波波波
こんな感じ。
ですが津波はこう。
波波波波波波波波波波波波波
波波波波波波波波波波波波波
波波波波波波波波波波波波波
波波波波波波波波波波波波波
波は一部分が高くなっているだけなのに対し、津波は高さがほぼ一定で流れてきます。
これがどう危険なのかと言うと、皆さんもご存知のように水は1ミリで1グラム。
1Lで1K。
波がせいぜい10Lぐらいだとしたら、津波はその何十倍何百倍もの質量。
水だから大したことないように思えますが、重さ数トンのトラックが時速30㎞ほどのスピードで突っ込んで来たらものすごい破壊力だと言うことが想像できますよね。
津波は、広範囲にわたる海からの暴走トラックのようなもの。
コンクリートなんかひとたまりもありませんし、人が無事で済むのは奇跡です。
津波って大体30cmとか1メートルもないことがほとんどですが、1メートルなんてあったら無事では済まされません。
これが波と津波の違いです。
要は質量が全く違うのですね。
バケツで水をかけられるのと、たらいで水をかけられるのとが違うように水の質量が違うので、同じ水でも破壊力が雲泥の差になるのです。
ですからたった数十センチの津波だからと言って油断していると、文字通り波に足元救われるかもしれませんのでご注意ください。
それではまた。
sponsord link
コメント