今年は年始からビッグニュースが多すぎて通年よりさらに時間が過ぎるのが早く感じる筆者ですが、世間を騒がせたニュースの1つに「ゲス川谷ベッキー不倫騒動」がありましたね。
興味ない人からすればなんでこんなに騒いでいるんだろうと不思議がる人もいるとは思いますが、一般的にベッキーと言えば自ら恋愛禁止を課し清純で明るく潔白なイメージだったのに例のライン流出で一気に叩き落されてしまいました。
自業自得な面が否めないので擁護することはできませんが、あれ以来不倫騒動や浮気二股など、今年はやけに多いなと感じるのが素直な印象です。
その火付け役となったにがいわずもがなゲス川谷&ベッキーだったため、今年は不倫などや悪い面を報道するときほとんど「ゲス不倫」とか「ゲス〇〇」とつけるのがトレンドと化しているように思います。
これは今年の流行語はすでに決まったと言っても過言ではないほど使われています。
それは別に構いませんが、一過性のものではなく今後一般人にもゲス〇〇のようなフレーズが浸透してしまうと、今までのような「ゲス」と言う言葉が変化するのではないかと懸念されます。
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例えば現代では「ヤバい」と言う言葉を褒め言葉として使うのが一般的になりましたね。
このハンバーグめっちゃヤバい! あの人めっちゃヤバくない!? 今回のテストマジヤバかったわ
本来は「ヤバい」と言うと「危ない」「危険」「注意」の意を表す言葉だったはずが、今は上記のように「おいしい」「かっこいい・かわいい」「難しい」など様々な用途で使われるようになりましたね。
一方「ゲス」と言う言葉は本来「下衆」、「下劣なこと」「卑しいこと」「汚いやり口」などを表す言葉です。
今はその言葉の意味から外れていないので使い方としては間違ってはいませんが、「ゲス」と言う言葉のインパクトはかなり強いものです。
例えば「ゲス不倫」と「最低不倫」「不埒不倫」では圧倒的に前者がしっくりきて簡潔に言い表しているのがわかります。
これは「ヤバい」にも通ずるものがあります。
「最高のハンバーグ」「至高のハンバーグ」とかでもいいんですが、「ヤバいハンバーグ」とか「このハンバーグヤバい」と言った方が興味がそそられますよね。
後に「ヤバい」と同じように例えばすごく難しいクイズやテストを「ゲス級難度」とか、おいしすぎてやめられなくなると言う意味を込めて「この美味しさはもはやゲス」とかみたいなキャッチフレーズが使われる時代が来るかもしれません。
ゲスの安売りになるのです。
ちょっとゴマすりが多い人を「ゲス」と言ったり、お調子者を「ゲス」と読んだり、褒められたことじゃないけど親しみ込めてニックネームを付ける時の愛称として「ゲス」と使われるようになるかもしれませんね。
それほど最近やたらと「ゲス〇〇」と簡単に使いすぎています。
まるでゲスのバーゲンセールですね。
今後どうなるかはわかりませんが、昨今のゲスの安売りは「ゲス」と言う言葉の品位と言うのか、本来の最低な意味合いが薄れてきているように感じます。
数十年後には「ゲス」と言う言葉が「ヤバい」と同様褒め言葉として使われる日もあるのかもしれませんね。
それでは今回はこれで以上です。
また次回お楽しみに。
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