私若いころは転売することの何が悪いのかとよくわかっていませんでした。
転売と言ってもお店としては物が売れれば売り上げになりますし別に良いじゃんって思っていました。
しかし、転売は売り上げがどうこうの問題ではなくもっと別の問題があるんですね。
最近任天堂switchというゲーム機が人気なんですが、とても人気で品薄となっていてなかなか手に入らないと言われています。
そんな任天堂switchですが、ゲームの中でも任天堂は特に子ども向けのものが多くクリスマスのプレゼントや誕生日のプレゼントなどにおねだりするお子さんも多いのではないかと思います。
しかし、そんな任天堂switchは人気なので子どもが欲しがってもなかなか手に入りません。
あっちこっちのゲーム屋さんやネットで探し回って、やっと見つけても数量限定で抽選に当たった人しか購入することもできません。
それほど人気の商品なので通常の販売価格より高くても買いたいと考える人も少なくないんですね。
それを狙って買い占めるのが転売ヤーと言われる人たちです。
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ゲームだけでなく例えばジャニーズのコンサートのチケットやコンビニで売られている一番くじの当たり景品など、人気のある様々なものを営利目的で転売する人たちがいるのです。
昔の私はそれを理解した上でも別にお店やメーカーにとって売れれば別に良いんじゃないの?と思っていたのですがそれは誤った考えでした。
確かにお店は商品を売ることで売り上げ利益を得るものではあるのですが、それと同時にお店は信頼を売っています。
あそこのお店はサービスが良いなんてのも信頼を売っていると言えますね。
ゲーム屋の場合の信頼って何があるのでしょうか。
例えば商品の知識はもちろん予約を取ったりきちんと在庫を確保して商品を求める人にしっかりと販売することができる状態を保つことも信頼に値すると思います。
売り切れることは仕方がないことですが、しょっちゅう売り切れるお店よりはいつも在庫が余っているお店の方が確実に購入することができるので、買うならそっちの方がいいですよね。
転売目的の人が1個でもお店から購入してしまうと1個在庫がなくなってしまいます。
この人がその商品を求めているのはその商品を使うことが目的ではなく売ることが目的です。
お店にとって売ることは大事なことではありますが、その商品を使いたい人が買えない状況は好ましくない状況だと言えます。
なぜならお客さんはどんな状況だとしても求めているものがない状況は好まないからです。
そのため、転売目的の人に売ることはお店の信用を失うことにつながることだと言っても過言ではありません。
単純に客側としては誰が何のために買おうが一緒ですが、店側としては転売目的で購入された商品があればあるほど潜在的な利益を失うことになるのです。
転売ヤーは顔を覚えられるとまずいのでこのお店にまた買いに来てくれる可能性はそれほど高くはありませんが、普通のお客さんであれば信用を得られればまた他の商品を買いに来てくれるようになります。
まあこういうお堅い話は置いといて、シンプルな問題として転売がなんでダメなことなのかと言うと欲しい人の手に渡らない、もしくは必要以上の料金を支払わなければならない状況になることが問題です。
任天堂switchで言えば、お子さんに人気で子どもの誕生日に買ってあげたいのに買えない親はたくさんいるのです。
つまり転売ヤーがしていることは自分の利益のために子どもの笑顔を取り上げいると言っても過言ではありません。
ネットで副業を検索するとこういった転売を進める記事はたくさん出てきます。
法律で禁止されていることでもないので別に悪いとは言いませんが、自分がしている行為がどのようなことにつながっているのかもう少し想像した方が良いのかもしれないなと私は思います。
自業自得、因果応報などと言う言葉があるように、いずれ自分に子どもができたとき、孫ができたときに同じ苦しみを味わうことになるのかもしれません。
まあ転売を積極的にしている人にこんな説教言っても恐らく心に響くことはないとは思いますが。
私も昔は転売の何が悪いのか全くわかっていませんでしたので偉そうなことを言える立場ではありませんが、少し年齢を重ねてきてわかったことなのでいつかみんなが気が付いて転売するような人が減っていくと良いですね。
任天堂switchも本当に欲しがっている人の手に渡るのがメーカーもお店も欲しがっている本人にとっても良いんじゃないかなと思います。
それではまた。
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