人の間と書いて人間

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コラム
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人という字は、人と人が支え合っています。

これは多くの人が知っている、超有名なあのドラマ金八先生が言ったセリフですね。

金八先生のこの説明は間違っていると言う話もあって、本来人と言う字の語源は人がチンパンジーなどのような立ち姿で腕を垂らして猫背みたいな感じで若干前かがみで立っている姿から「人」という字になったと言われています。

語源としては間違いではあるかもしれませんが、このセリフ自体がもともと新渡戸稲造の著書にあったものを現代風にアレンジして伝えたものなのだとか。

しかし、人間という字はなぜ人の間と書いて人間なのでしょうか。

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この言葉を私が知ったのは、とあるテレビ番組でゴミ屋敷の住人の方が言っていたことがきっかけで知ることになりました。

その方は「人は人の間にいるからこそ人間なんだよ」と仰っていました。

例えば人との関り、仕事もそうですし友人や家族恋人との交流、そういった人と人の間でコミュニティがあるからこそ人は人間であるのだと言います。

この言葉はとても深く、さっき聞いたばかりの私にはまだまだ理解が浅くてどうお伝えすればいいのかわかりません。

人という字が人と人が支え合ってできていること、人は1人では生きてはいけないということ、人は他の動物たちとは違い、単体ではとても弱くもろい生き物ですが、集団で生活し力を合わせていくことでどの動物よりも優れた頭脳を活かして人は生きていくことができています。

私たちは家族や周りの人との関りしか普段感じられることはありませんが、実際には今こうして記事を書くPCもそれを閲覧しているスマホも、みんな誰かが日々新しい技術を開発していて、商品化しているからできていることですし、普段私たちが食べるものも誰かが農業をやっていて野菜や果物を育てているから食べることができています。

そしてそれを運ぶ人、それを売る人、なかなか実感しづらいですがこうしてみんなで力を合わせて私たちは暮らしています。

目には見えなくてもどこかで必ず人はつながっています。

それは話したり、触れ合うわけではないかもしれませんが、少なからずどこかでつながっています。

ですからどんなに孤独でも、私たちはみんな人間なのだと思います。

なぜ私が今回このような話をしているのかというと、このことを話していた人はゴミ屋敷に住む老人で、親も兄妹も亡くなり孤独に暮らす人が話していたことが印象的だったからです。

現実として今孤独に暮らしていて誰とも関わりのない状況で、寂しさや虚しさなどいろいろあると思います。

そんな人が「人は人の間にいるからこそ人間なんだ」と言っていたのがとても印象的でした。

これがテレビではなく、その辺のホームレスの人が言っていたとしたらどうでしょう。

恐らく誰も耳を貸さないのではないでしょうか。

これが教授とかコメンテーターが偉そうに話していたとしたらどうでしょうか。

多くの人が耳を傾け中には感銘を受ける方もいらっしゃることでしょう。

人を見かけで判断してはならないと言いますが、これぞまさしく人は見かけによらない、見かけて判断してはならないと思いました。

人にはどんな人であれいろんなドラマを持ちます。

それが私にとって、あなたにとって良いことなのか悪いことなのかはわかりません。

しかし、何も得るものはないかもしれませんがもしかしたらすごくためになることや人生観を変えることが聞けることもあるかもしれません。

みなさんも、嫌いな人合わない人、生理的に受け付けない人などいろいろあるとは思いますが、その人達の言葉にも何か大事なヒントが隠されているかもしれません。

人は人の間にいるから人間なのですから、好きな人嫌いな人どんな人の間でもそこには何かがあるのかもしれませんね。

それではまた。

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